bl ⚠️軍パロ⚠️ がっつり体調不良 甘々 若干言葉きついところあり 思考表現多 要素あり
軍パロの知識がない方々にもわかるようなお話進行になるよう、努力は致しましたが、万が一、理解に及ばなかった場合は謝罪させてください
上記のことが理解できた方々
いってらっしゃい
目を開ければいつもの部屋
ただ体が軋む音と共に椅子の軋む音がする
寝てしまった......
スマイル
インクだまりのできた書きかけの書類を机の端へと追いやる
目の前には真っ白の書類がまだ何枚も積み重なっている
体中からバキバキと音が鳴る
スマイル
やっぱり寝落ちは良くないな
体中痛くて頭が揺さぶれるが
今日の会議で提出しなければいけない書類をやらなければいけない
まぁなぜこんなに書類があるのかといえば
それは簡単な話で軽い戦争後だったからだ
nakamu統総率いるこの白尾国では統総の他に5人のリーダー的存在がいる
長距離隊を引っ張る broooock
短距離隊を引っ張る シャークん
医者として活躍する きんとき
国の補佐としてnakamuを手助けする きりやん
そして情報兼ハックを担当している 俺
最初は小さかった国も少しずつ大きくなっていき最近では戦争を仕掛けられることも少なくなかった
戦争後1番忙しくなるのは無論俺だった
そして今回も無事大量の書類に追われている
わかりきっていたことだ
俺は凝り固まった体で伸びをして多量の監視カメラの映像をくまなく深く見始めた
ピーッ
監視カメラの映像を映していたパソコンの隣に置いてあったインカムが音を立てる
スマイル
きりやん
きりやん
きりやん
適当に声をかければ怒声にも近い強い声が返ってくる
スマイル
凝った体を動かしてパソコンに映る時計を見れば
そのデジタル時計が示す数字は会議の時間をとっくに越していた
スマイル
スマイル
スマイル
きりやん
ピッ
軽い音を立ててインカムが切れる
からだいて〜....
昨日の夜寝てからまともに動かしていない体で椅子から立つ
フラ......
スマイル
強い目眩を覚えて少しの間目を瞑った
スマイル
まじで机で寝るのだけはダメだな.....
重い体と頭を刺激する硬い痛みに耐えつつ資料や書類を手に取り部屋を出た
ガラ
broooock
きんとき
シャークん
シャークん
nakamu
きりやん
きりやん
きりやん
きりやん
nakamu
broooock
うるさすぎ.....
きんとき
シャークん
シャークん
頭に響くって....
スマイル
きりやん
きりやん
スマイル
スマイル
きりやんにそう言われて俺は重い体をまたゆっくりと動かして席へついた
体が重くて重くて
どんどん沈んでいくような感覚がする
机で寝ただけでこんなになるか....?
きりやん
きんとき
頭痛すぎるって....
シャークん
きりやん
きりやん
ベシッ!
きりやん
突然大きな声で名前を呼ばれながら肩を揺らされる
スマイル
スマイル
きんとき
シャークん
broooock
nakamu
きりやん
俺に話しかける3人と
ただ2人こちらを見つめる黄と水の鋭い目
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
重たい瞼をできるだけ持ち上げて彼らを見渡してそう言った
きりやん
nakamu
黙っていた彼らが口を開いたのはほぼ同時だった
nakamu
nakamu
彼はいつものふわふわとした明るい雰囲気を消して威圧するように俺に言った
スマイル
スマイル
俺はまだやり通せると思ったし何より戦争後の会議を引き延ばすのは良くないことであった
nakamu
nakamu
nakamu
けれど彼は"統総命令"と言い放った
俺ら5人には滅多に使わない統総命令
当たり前のように会議室は静まり返った
nakamu
nakamu
彼は威圧感を消し悲しそうにそう言った
スマイル
きんとき
彼は俺を見てそう言った
スマイル
スマイル
broooock
スマイル
スマイル
俺の体を労るためだけに会議を取りやめたことにイラつきを覚え良くない態度をとってしまう
シャークん
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
俺はそう彼らに吐き捨て会議室を後にした
勢いに任せて会議室を出て方はいいものの
頭痛は悪化し眩暈が酷くなっていた
そして今感じ始めた寒気はどんどん体を包んでいく
俺はおぼつかない足で廊下を歩き階段を下っていた
ズキンッ!
スマイル
突如殴られたかのように強い頭痛に見舞われた俺は階段に座り込んでしまった
ガンッ!
ガンッッ!
スマイル
頭が痛くて痛くて壁に擦り寄りうずくまる
頭痛の中いきなり声が聞こえて体が浮かぶ感覚がする
スマイル
スマイル
スマイル
淡い意識の中
そんな声が聞こえたが反論する気など少しもなく
寒くて仕方がなかった俺は朦朧とした意識の中誰かもわからない彼の服を掴んだ
ガラッ
勢いよく扉が閉められ沈黙が続く
口を開いたのは医者である彼だった
きんとき
きんとき
broooock
broooock
nakamu
nakamu
彼は少し考えるそぶりを見せて俺をきらりと見た
nakamu
きりやん
きりやん
nakamu
nakamu
シャークん
broooock
broooock
まるで高等部の奴らが話すような茶化し
しかし俺は彼らの言葉に偽は見つけられないため、ため息をつきながら席をたった
broooock
きんとき
そう促す彼の声を聞きながら俺は会議室から出た
ちょうど階段に差し掛かったところでスマイルの背中が見えた
彼は壁に体を預け蹲っていた
きりやん
先ほどまでの憤りは全て消え去り彼へ向けられた心配だけが残る
きりやん
彼の顔を覗き込めば苦痛に歪んだ青白い表情が見えた
スマイル
スマイル
荒く息をつく彼はガタガタと体を震わせて丸まっている
きりやん
前髪を持ち上げておでこに手を当てればもろに熱を感じた
きりやん
きりやん
俺は彼の隣に座ってゆっくりと抱き上げた
スマイル
彼はこちらを見なかったが代わりに俺の羽織を弱々しく掴んだ
スマイル
きりやん
きりやん
俺は彼に掴まれた羽織を脱いで彼に被せた
スマイル
俺は羽織を被せた彼を抱えたままそっと立ち俺の部屋へと向かった
きりやん
ボフ....
スマイル
彼は俺の羽織を握りしめまた蹲る
きりやん
きりやん
俺は彼の隣に座ってそう声をかけた
スマイル
スマイル
目を固く瞑ってそう言う彼の頭を撫でる
きりやん
きりやん
スマイル
熱に浮かされた彼は湿った目を開けてこちらを見た
きりやん
スマイル
スマイル
きりやん
青白い顔でそう笑う彼の頬を俺は優しく撫でた
きりやん
スマイル
スマイル
きりやん
苦しそうに歪められた顔を覗き込む
スマイル
濃い隈のついた目の下を優しく撫でて目の上に手を乗せる
スマイル
時々苦しそうに体を揺らす彼
きりやん
スマイル
彼は乱暴に俺の羽織を掴み頭まで被ってしまった
きりやん
きりやん
きりやん
俺はこちらに向けられた彼の背中をそっと撫でてから部屋を出た
本当に彼は何を必死になってるんだ
医務室で俺は毛布を手に取りながら考えた
涙目で蹲る彼は痛々しくてなにも大丈夫ではなかった
多少の医療の知識がある俺は薬を1回分だけ手に取って医務室を出た
スマイル
ベットに横になった瞬間もう体が言うことを聞かない
きりやんも俺の言うことを聞かずに俺の世話を焼いているし
別に1人でどうにでもできるのに.....
そんなことを考えているとこの部屋のドアの開く音がした
きりやん
部屋に入ってすぐベットに近づく
スマイル
先ほどとは違い多少真っ直ぐにベットに横になり俺の羽織を体にかけた彼は荒く息をはいていた
きりやん
そう言って彼にかけられた羽織を剥ぎ取ろうとするも
スマイル
彼は放す気もなくむしろ体で巻き込んでしまう
きりやん
きりやん
蹲る彼の体に2枚の布団をかけてあげればくるりとこちらを向いた
スマイル
スマイル
きりやん
へにゃりと笑いながらそう言った彼はまた荒い息をつきながら布団に潜った
きりやん
きりやん
俺は我慢できずそう言葉をこぼした
目を開けると暗い部屋を月光が照らしていた
いくらか軽くなっていた体を起こすと頭上から何か落ちてくる
スマイル
手に取ればそれはぬるくなった濡れたタオルで
きりやんがやってくれたのかな.....
なんて彼のことを思い浮かべる
俺の手元には彼の羽織が置いてあって無意識にそれを握りしめた
スマイル
寒いな......
俺はちょっとした肌寒さを無視しながらベットから起き上がった
きりやん
どこで書類をし始めても
頭にチラつくのはスマイルのことだけ
まともに書類などできない
気づけば外は満月で照らされていて静かなこの食堂でため息をつく
きりやん
広い食堂でポツリとつぶやいたときだった
コツン.....コツン....
少しずつ向かってくる革靴の音
誰かと思って食堂の入り口を向く
スマイル
そこには眠そうな赤い顔をしたスマイルが立っていた
きりやん
きりやん
スマイル
椅子の前に立ったまま驚いて固まる俺に彼はゆっくりと近づいてくる
引き摺るように彼が持っているそれはしわのついた俺の羽織
スマイル
スマイル
きりやん
きりやん
俺はいつにも増して滑舌の危うい彼の背中を撫でながら言った
スマイル
スマイル
きりやん
きりやん
俺は条件反射で彼に手を伸ばした
スマイル
彼はすぐに俺の腕の中にすぽりとはまるように近寄ってきた
俺はそっと椅子に座ってしっかり彼を抱きしめた
スマイル
心地良さそうに少しだけ身じろぎした彼はゆっくりと目を閉じた
きりやん
きりやん
彼の頭の上でそう呟いた俺は書類のことなんか忘れて彼を抱きしめたまま目を閉じた
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
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コメント
12件
天才すぎます!✨!щ(゜▽゜щ) 何回でも読めすぎます、、!😇⭐
まじ可愛すぎた神です👍🏻❤️🔥当選おめでとうございます🎉