両片思い/フェリ菊

菊は、僕の顔を見た

人生捧げる？ 僕は頭が悪いから、何を言っているか分からないのかな、

私、虐められてたんです。

悪口言われたり、物隠されたり、

ずっとずっと、死ね死ね死ね死ねって、

それでも、みんな助けてくれなくて、

その時思ったんです。

私っていらない子、死ねばいいんだな。って。

だから、家庭科室の包丁で首でも切って死のうとしました。

そしたら初めて、先生が助けてくれたんです。

なんでこんなことするの。

お母さんに伝えます。

命を軽く見るな。

そう言いました。

…あれ、なんだか思っていたのとは違いました。

でも、モヤモヤしたまま転校が決まりました。

学校へ来ました。

見ると、たくさんの落書きがされていたんです。

先生を見てみると、冷たい顔をしていたんです。

あー、またいじめか。って、

その時思って、 誰も助けないんだったら誰が助けるのか。

どうせなら、笑顔も、愛想笑いも

全部無くして、この子のために生きるって、 勝手に目標を立てたんです。

どうせ死ぬなら、守りたいって。

私はカッターを渡しました。

教室がざわめき出す。

菊が泣いたんだ。

初めて見たよ、 守らせてって泣いてちゃ、安心できないよ。

そして次の日

案の定、先生からの説教があった。

アーサー先生は煽ってくるし、

菊は身長と力的に絶対負けるくせして、 言い返すし、！

そう言って、 フランシス先生は僕達の隣をずっと歩いて行動する

そして菊は、僕の腕を掴んで先生を睨む

続き ♡100