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今回は施設入所時代の話です
すこし暗い話なので苦手な方は 御遠慮ください
風斗
絵を描くのは好きだ。 クソきしょ現実のことから目をそらせる。 でも、施設の中にあるものは 大体描き尽くした。 ぬいぐるみ、窓から見える風景 そして職員さんの顔
風斗
俺は画用紙とクレヨンを片付けボックスにしまい、あてもなく施設の中を フラフラしていた。 まぁここに半年もいるから、新鮮味とかはないんだけど。
広場に行くと、窓の外を眺めている子を 見つけた。
俺はその子のことがなんとなく気になって 近づいてみた。
直樹
ボロボロになったくまのぬいぐるみを 抱きしめて窓の外を眺めてる。 何がある訳でもない。 少し広めの運動場と花壇 そして塀の向こうにビルが見えるだけ。
風斗
直樹
風斗
風斗
直樹
風斗
直樹
直樹
風斗
直樹
風斗
新しく来たヤツは 「親が迎えに来てくれる」事を 信じてる子が多い。 オレはあんなクソ親どもと離れてホントに清々してるからそんな事思わんかったけど。
直樹
風斗
直樹
風斗
直樹
風斗
俺は少しだけ強引に 直樹を部屋の外に連れ出すことにした。
風斗
直樹
どこ連れてっても反応が薄い。 オレが返事待たずに無理やり誘ったから 本人は乗り気じゃなかったんだろうな…。
風斗
直樹
棚の上に数冊置かれた本の中から 直樹が何かを見つけた。
直樹
風斗
直樹
気づいたら目に涙をためて 静かに泣いていた。
風斗
直樹
風斗
風斗
直樹
風斗
風斗
風斗
風斗
直樹
風斗
風斗
直樹
そんなこんなで俺は こいつの兄になった。 大雑把な説明? 4歳じゃこんなもんやろ。 子供に語彙力求めんな。
一方その頃………
浩一
瞬
台所の洗い物を済ませて けむの隣へ座る
瞬
浩一
浩一
瞬
浩一
瞬
浩一
瞬
浩一
瞬
浩一
浩一
瞬
浩一
ガッシャーン!!(お皿を割る音)
瞬
浩一
2人があの子たちに出会うまで あと〇〇日……