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竜崎から煙草を買ってから 2日が経った

早川

不在着信

不在着信

早速来やがった

竜崎から煙草を買ったと 報告があったのだろう

実はあの煙草は まだ恐ろしくて吸っていない

早川

俺だ

何か用か?

早川

お前は我々の事を
今より深く
知ってもらう必要がある

早川

それを知った上で
仕事に移ってもらう。

怪しいと思うのは
変わらんと思うぜ

早川

まぁ、いい

早川

15時に駅前の「トナリ」で

そこで早川の声 は途切れた

洒落た店で待ち合わせた

14時50分 15時に落ち合う手筈になっている

15時半まだ来ない 膝を揺すった

貧乏くさいこの癖 自分が嫌になる

7本目の煙草 に火をつけたその時だ。

ドアの鈴を鳴らして 背の低い男が入ってきた

背の低い男

ブレンドひとつ

男は小さな声で 店員にそう伝えた

男の服装は 上下黒のセットアップ

どこにでもいそうな男だ

男はしばらくコーヒーを嗜んだ そして男はこう続ける

背の低い男

すみません
もしかして貴方が秋山さんですか?

そうだが

貴方は早川の遣いなのか?

背の低い男

なるほど、話が早い

背の低い男

うちの早川から仕事の事は
聞いてらっしゃいます?

ああ、触りだけ

詳しい話はまだですが

早川は何故
来てないのでしょう?

背の低い男

早川は多忙のようで
私が早川の代わりに
来るよう命じられました。

そうですか…

あの野郎。 てめぇで呼び出しておいて

背の低い男

少しここでは人目に付きます

背の低い男

場所を変えましょう

そう言うと男は立ち上がり 辺りを舐め回すように見た

最後に俺を見て笑った

しかし、目だけは俺を掴んで 離さなかった。

この会社の奴らは みな目が笑っていない

静かな店だ

個室なら ナマい話も悪くない

背の低い男

申し遅れました
私、浮島と申します

歳は?

浮島

24です

そうか

なら、普段の口調で
いかせてもらうぞ

お前と早川の
関係性を教えてくれ

浮島

私は早川の付き人の1人です

付き人までいやがるのか あのオヤジ

竜崎も付き人なのか?

浮島

竜崎?

繁華街で俺に声を掛けてきたんだ

知らないか?

浮島

キャッチの1人ですね

浮島は鼻で笑いながら そう言った

思った通りだ 早川、そしてこの浮島。 こいつらと竜崎は 親密ではない

浮島

今日は例のモノは
持っていますか?

ああ、こいつの事を
詳しく聞きにきたんだよ

俺は机にエイシャン・シーを 放り出した。

この作品はいかがでしたか?

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