TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

夏の煙

一覧ページ

「夏の煙」のメインビジュアル

夏の煙

5 - 闇を知る者

♥

25

2021年09月25日

シェアするシェアする
報告する

浮島

ピン箱のままのようですが?

当たり前だろう

詳しいことを聞かずに吸えるか?

浮島

慎重派ですね

浮島

まぁ、いいでしょう。

そう言うと、浮島は1本 箱から抜いた。

見たところ何の変哲もない。 そのまま浮島は火を付けた

浮島

ふぅ

浮島はそのまま1本吸いきった。

お前何ともないのか?

浮島

当たり前でしょう?
煙草ですよ?

浮島

まぁ、気が向いたら
吸ってみて下さい

浮島の電話が鳴った

浮島

お疲れ様です。
はい、その件でしたら…

そのまま浮島は部屋を出た

さて、どうしたものか

吸えばいいのだろうが まだ怖気付いている俺がいる

ちくしょう
吸えばいいんだろう

火を付けた。 最初はフカした方がいいだろう

特に何も変わらねぇな メ〇ウスのオプションみたいだ

浮島

おぉ、吸ってますね

浮島

どうです?普通でしょう?

ああ、確かにな

魂胆が分からねぇ

早川は俺に会社を辞めさせた

何故それ程の事をして俺に この煙草を吸わせたいのか?

悪いな浮島

今日は失礼するぜ

浮島

ここ結構予約取れないんですよ?

浮島

まだ聞き足りないという
顔に見えますけどね

こいつにはハッタリは効かないか

悪いがお前の勘は外れてるな

じゃあな

俺は浮島の顔を見ることなく 店を出た

顔を見れば 俺の焦りがヤツに読まれてしまう そんな気がした

家路へと急ぐ

特段、あの煙草に 変わったカラクリは無かったな

背の高いビルが俺を見下している

生暖かい風が俺の髪を撫でた

夏の終わりにはこういう風が吹く

今日はもう眠りたい

俺の家まで目と鼻の先

曖昧だった事が確信に変わる

尾けられた 店を出た時からだ

後ろを振り返った

おい、お前だれだ

緑の服を着た男

何ですか?

シラ切るんじゃねぇよ

どうせお前も
あの会社の奴だろう?

緑の服を着た男

へぇ

緑の服を着た男

それならお前が
早川が引き込んだ秋山か

なに?

緑の服を着た男

黒川連合の狭山だ

黒川連合?

早とちりしすぎた

こいつは恐らく早川が 俺に頼んだ始末して欲しい 街のハンパものだろう

狭山

悪いが
お前には死んでもらう

目の前が急に暗くなった

知らない男

こいつどうします?

意識が遠のく中、声が聞こえる

狭山

知らねぇ、ただボスが
連れてこいと言っただけだ

狭山

運べ

どうやら後ろから殴られたらしい

そこからは声が聞こえなくなった

この作品はいかがでしたか?

25

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚