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浮島
蓮
蓮
浮島
浮島
そう言うと、浮島は1本 箱から抜いた。
見たところ何の変哲もない。 そのまま浮島は火を付けた
浮島
浮島はそのまま1本吸いきった。
蓮
浮島
浮島
浮島の電話が鳴った
浮島
そのまま浮島は部屋を出た
さて、どうしたものか
吸えばいいのだろうが まだ怖気付いている俺がいる
蓮
火を付けた。 最初はフカした方がいいだろう
特に何も変わらねぇな メ〇ウスのオプションみたいだ
浮島
浮島
蓮
魂胆が分からねぇ
早川は俺に会社を辞めさせた
何故それ程の事をして俺に この煙草を吸わせたいのか?
蓮
蓮
浮島
浮島
こいつにはハッタリは効かないか
蓮
蓮
俺は浮島の顔を見ることなく 店を出た
顔を見れば 俺の焦りがヤツに読まれてしまう そんな気がした
家路へと急ぐ
特段、あの煙草に 変わったカラクリは無かったな
背の高いビルが俺を見下している
生暖かい風が俺の髪を撫でた
夏の終わりにはこういう風が吹く
今日はもう眠りたい
俺の家まで目と鼻の先
曖昧だった事が確信に変わる
尾けられた 店を出た時からだ
後ろを振り返った
蓮
緑の服を着た男
蓮
蓮
緑の服を着た男
緑の服を着た男
蓮
緑の服を着た男
蓮
早とちりしすぎた
こいつは恐らく早川が 俺に頼んだ始末して欲しい 街のハンパものだろう
狭山
目の前が急に暗くなった
知らない男
意識が遠のく中、声が聞こえる
狭山
狭山
どうやら後ろから殴られたらしい
そこからは声が聞こえなくなった