あなたは私の「 」です。

2.

少女の過去

𝕤𝕥𝕒𝕣𝕥

et→白 他→黒

…

あれ、ここって…

お母さん…？

…え、？

お母さんｯ！

私の家は母子家庭だった

お父さんは、私が幼い頃に、病気で亡くなった

でもお母さんは、私にとても優しくしてくれた

そんなお母さんが、私を初めて遊園地に連れていってくれる時、

事故にあい、亡くなってしまった

当時幼かった私にとって、それはとても衝撃的だった

親が亡くなった私は、施設に預けられ

高校生になり、親と暮らしていた家に戻った

その家は、祖母が管理していてくれたらしい

今でも祖母は、私を心配してくれている

不登校な私にも、怒らず、心配してくれる

私にとっての、唯一の救いの人

でも昔、もっと大事な人がいたような…

いや、気の所為だよね

静かな風呂場の中、

少女の悲しき声が、響いた

これは、親をなくし、全てに絶望した少女の

人生の大切さを探す物語