蘇枋と一緒に帰った帰り道。 気持ちがフワフワしていた所為なのか、 何を話したかなんて、 全然覚えてなかった。
ただただ、嬉しくて、 どこか悲しくなった。 1つ甘い飴玉を、 この想いと共に、 噛み砕いた。
蘇枋
蘇枋
桜
蘇枋
蘇枋
桜
蘇枋
桜
蘇枋
桜
桜
蘇枋
「うっせぇっ!」 と一括し、 授業が始まる合図が聞こえ、 各々が席に戻って行った。
桜
蘇枋
蘇枋
楡井
楡井
桜
楡井
喋りながら 手には肉や血がこべり着く感じがする。 あと何故かちょっとイライラしてきた。
このわけも分からないイライラを、 俺は拳にめいいっぱい込めて 相手を殴りつけた。
蘇枋
蘇枋
楡井
蘇枋の後ろに居た女は、 蘇枋と俺らにお礼を言い、 そそくさと去っていった。 それと同時に、 ちょっとしたイラつきが消えた 様な気がした。
多分馬鹿ほど 相手をバカスカ殴ったおかげだと思う。 でもなんでイライラしたのかは、 考えても考えても分からなかった。
桜
蘇枋
変なピアスが揺れた。 いつもは笑って対応するはずなのに、 この時、真剣な顔をされた。
桜
蘇枋
桜
楡井
やべっ、 と顔を一気に後ろにそらした。 蘇枋は不敵な笑顔を浮かべ、 「なーにをしているのかな? 桜君、?と ゾッとするような顔で言ってきた。」
楡井
楡井
桜
蘇枋
蘇枋
楡井
俺も楡井も頭の中は ??? だらけだった。 大体の手当は、 楡井がしてくれていたからだ。
蘇枋
桜
急に蘇枋の顔が、 俺の頬へと近ずいてきた。 かと思うと、 さっきまで痛みがなかった傷が、 一気にジーーンっと 痛み出した。
声も、体も動かなかった。 蘇枋の舌が、 俺の傷跡に触れた。
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両片思いなの尊い...