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敵として憎みし友と やや長く手をば握りき わかれといふに
––– 石川啄木『一握の砂』
翌日
夜彦
久遠
雫
響子
久遠
響子
久遠
雫
夜彦
雫
響子
雫
雫
響子
久遠
夜彦
夜彦
夜彦
響子
夜彦
そして僕達は宿を後にし 街中を歩き始めた。
暫く歩いてみたが やはり水鏡さんの様子が変だ。
夜彦
僕は思い切って彼女に話しかけた。
出発時は渋っていたが ようやく彼女は口を開いた。
雫
夜彦
雫
雫
雫
夜彦
雫
「見つけた...」
雫
それは一瞬の出来事だった。
？？？
彼女の背後から 手斧を持った男が現れると...
それを彼女の頭目掛けて 力いっぱいに振り下ろした。
そのスピードに 誰もが反応できず ただ立ち尽くすしかできなかった。
虚な目をした彼女、 スイカのように割れる頭、 そして...
夜彦
血の海に横たわる 仲間だった筈の“モノ”。
久遠
夜彦
夜彦
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
思考が上手く働かず 吐き気だけが僕を襲った。
響子
？？？
？？？
久遠
久遠
？？？
久遠
響子
？？？
響子
？？？
鳴家
鳴家
響子
鳴家
響子
響子
鳴家
響子
響子
鳴家
鳴家
鳴家
鳴家
久遠
夜彦
響子
鳴家
鳴家
鳴家
鳴家
鳴家
響子
そう言うと彼女は 彼の電話を奪い取った。
久遠
響子
彼女はニヒルな笑みをしながら スピーカーにした。 すると神様の声が響き渡った。
神様
響子
神様
響子
神様
鳴家
神様
響子
神様
神様
遥翔
遥翔
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