大人
大人って誰が見極めるの?
ピピッピピッ
新羅 蜜
20歳になっちゃった
お母さん
蜜…成人式の準備しなくちゃね!
新羅 蜜
そうだね
新羅 蜜
(成人かぁ…)
お母さん
大きくなったねぇ
新羅 蜜
そんな、悲しい顔で言わないでよw
お母さん
嬉しいけど悲しいわぁ〜
新羅 蜜
嬉しく思ってよね
新羅 蜜
私、大人なんだし……
お母さん
あら、貴方は私の子供よ
お母さん
まだまだ子供
新羅 蜜
じゃあ…
新羅 蜜
じゃあ、いつから大人なの?
お母さん
大丈夫よ、いつかわかるから。
大学
新羅 蜜
成人したって言ってもまだ大学生だし…
新羅 蜜
私の将来はどうなるのやら…
教授
新羅くん
新羅 蜜
あ、はい
教授
君は何になりたいか…決まったかね?
新羅 蜜
新羅 蜜
まだですね
教授
それはそれは
教授
たくさん悩んで決めなさい
新羅 蜜
はい…
新羅 蜜
私は…何になりたいの?
キャハハ、キャッキャッ
新羅 蜜
うるさいなぁ
お母さん
蜜ー!
三井さん達が来てるわよ〜
三井さん達が来てるわよ〜
新羅 蜜
んー、今いくよ
杏
あー!
蜜ねぇちゃん
蜜ねぇちゃん
新羅 蜜
ちょ、杏ちゃん
杏
あーそぼ!
あーそぼー!
あーそぼー!
新羅 蜜
え、遊ぶの?
杏
うん!
新羅 蜜
何して遊ぶの?
杏
学校ごっこ!
新羅 蜜
が…学校ごっこ?
杏
うん!
杏
蜜ねぇちゃん先生ね
杏のお母さん
あらら、ごめんなさいねぇ
杏のお母さん
もうすぐこの子小学生だから学校に早く行きたいのね…
新羅 蜜
大丈夫ですよ
新羅 蜜
それじゃ杏ちゃん
学校ごっこしよっか!
学校ごっこしよっか!
杏
うん!
新羅 蜜
『今からお名前呼ばれた子は大きな声で返事をしてねー!』
杏
はーい!
新羅 蜜
『三井杏さん』
杏
はーい!
新羅 蜜
『自己紹介してね〜』
杏
じこ…しょおかい?
新羅 蜜
『そうだよ〜』
新羅 蜜
『じゃあ、まず先生がお手本を見せます』
新羅 蜜
『新羅蜜です。誕生日は3月17日、趣味は写真を撮ることです!』
杏
うわぁ…すごいね!
新羅 蜜
え?
杏
蜜ねぇちゃんすごい!
新羅 蜜
何が?
杏
んー?
杏
わかんないけどすごいよ!
杏のお母さん
そうねぇ、子供の扱いがなれてるわね
杏のお母さん
もしかして、先生とか向いてるかもよ?
新羅 蜜
せんせい…
もしかして先生とか向いてるかもよ?
新羅 蜜
頭から離れない
大学
新羅 蜜
あの、教授
教授
はい、なんでしょう?
新羅 蜜
わたし…小学校の先生目指します!
教授
ほぉ…それはそれは
教授
頑張ってください
新羅 蜜
はい!
新羅 蜜
頑張ります!
5年後
新羅 蜜
はい、みんなー!
新羅 蜜
しゅうごぉ〜う!
子どもたち
はぁ〜い!
私はあれから教員免許を取るために一生懸命勉強し
体育の教員免許をとった
少しは私も大人になれたと思う。
終わり
どうも🌸さき🌸です!
昨日、公開した『始まりは唐突に。』を書き直しました
なので、昨日の内容は消します
他の作品も読んでいってくれると嬉しいです😊
では、また。