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10年後
杏香
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美桜
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美桜
朝倉
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朝倉
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美桜
杏香
美桜
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美桜
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美桜
杏香
美桜
美桜
美桜
朝倉
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朝倉
『朝倉奏多様』
朝倉
女性
朝倉
この病気を知った時、
私は誰にも告げずに 一人静かに居なくなろうと 思っていました。
だってそれまでの私は、 すごくすごく幸せだったから。
これ以上みんなといたら、 死ぬのが怖くなってしまう。
本当は とっくに怖かったくせに。
みんなと永遠のサヨナラなんて したくなかった。
そう思って、 みんなの前から 消えることを決めました。
それでも今、 私は大好きなみんなに 囲まれています。
どうしてだろう。
やっぱり私には、 みんながいないと ダメだったみたいです。
私は最後まで弱かった。
なのに不思議。
私はもう怖くないのです。
死ぬことも、 誰も知らない世界に行くことも、 もう怖くはありません。
なんて、ちょっぴり強がりも 入っているけれど。
でも、そう思えたこと自体が 私が幸せだった証なのだと 思います。
いつだったか、 「もう何も未練は無い」と言った あの時とは違います。
手離したはずの幸せが 溢れるほど舞い込んできたから。
私は、 想像もしていませんでした。
人生の最期を、 こんなにも晴れやかな気持ちで 迎えられるなんて。
人生の最期が、こんなにも 愛おしく感じるなんて。
私に、 この世界で生きた意味を 与えてくれてありがとう。
だから私は、残したいです。
みんなから愛情を 貰ってばかりだった私が この世界にたったひとつ 残せるのだとしたら・・・
あの景色がいい。
笑った日も、泣いた日も
すぐそばにあった あの景色を、 みんなに残したいです。
願わくば、 みんなの記憶の片隅に 幸せだった私の姿を──
ひまり
朝倉
ひまり
朝倉
ひまり
朝倉
ひまり
朝倉
朝倉
朝倉
朝倉
朝倉
ひまり
朝倉
朝倉
朝倉
朝倉
朝倉
ひまり
ひまり
朝倉
これは、 たったひとつの愛の物語。
美しくなんかない。 決して特別じゃないけれど。
ただ、本物の愛の物語。
最後に──
みんなは、 私がこの世界で見つけた 宇宙一の奇跡でした。