光が差したみたいだった。
眩しかった。
その子の笑顔は、花火よりも。
望月光
朝倉奏多
望月光
望月光
迷子の寂しさなんて 一瞬にして忘れてしまった。
望月光
一緒に探そ!
朝倉奏多
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
いけないんだ・・・
望月光
朝倉奏多
朝倉奏多
朝倉奏多
朝倉奏多
朝倉奏多
望月光
望月光
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
朝倉奏多
──スー・・・
望月光
朝倉奏多
望月光
望月光
朝倉奏多
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
花火にお願い事しよ!
望月光
朝倉奏多
望月光
望月光
望月光
CAさんになりたい!
望月光
楽しい場所に
連れて行ってあげるの!
朝倉奏多
朝倉奏多
望月光
望月光
行こうね!
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
朝倉奏多
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
見れますようにって
お願いしたい!
望月光
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
この約束が果たされるのが 10年も先のことになるなんて
この時の僕は まだ知らなかった。
光の母
光の母
望月光
奏多の母
朝倉奏多
奏多の母
ダメだって
言ったじゃない
朝倉奏多
朝倉奏多
お友達できたよ!
朝倉奏多
見ようって約束したんだ
奏多の母
奏多の母
ご迷惑お掛けしました
光の母
楽しかったみたいです
望月光
奏多の母
奏多の母
綿あめ買って待ってるわ
奏多の母
朝倉奏多
望月光
朝倉奏多
朝倉奏多
朝倉奏多
望月光
望月光
『望月光』
たった一度、 聞いただけのその名前を
たった一度、 会っただけのその笑顔を
僕はいつになっても 忘れることができなかった・・・
中3の頃
友人
誰 探してんの?
朝倉
友人
友人
キョロキョロしてっから
友人
来てんのかと思った
朝倉
無意識に、彼女を探してる。
友人
友人
花火見たっていう・・・
朝倉
友人
結局その次の年も
来なかったんだろ?
朝倉
朝倉
朝倉
別にこれは恋じゃない。
引きずってるわけでもない。
ただあの時のお礼と・・・
約束を守りたいだけだ。
高1の春
光
光
バレー部に入ろうと
思ってます
光
幻かと思った。
その笑顔は、 あのころと何一つ 変わっていなかったから──