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テラーノベル(Teller Novel)

目が覚める

周りには無数のソファがある さっきまで寝ていたベッドは見当たらない

シャオロン

シャオロン

そうか夢か

何故か恐怖心は無かった とても居心地が良い場所だった

そんな中そいつは現れた

とても暖かく懐かしいスポットライトの様な光を放つものが俺の元へ来る

俺はそのものから逃げるように走った

あの光があいつらに似て嫌いだったから

シャオロン

光なんて嫌いだ…

シャオロン

あぁ…くそっ…また嫌なこと思い出した…

しばらく走っていたら奴は見えなくなった

夢の中でもあいつらの事を思い出すなんて苦痛でたまらない

シャオロン

シャオロン

あっ……

あいつだ。 あいつが台所のような部屋にいる

何か持ちながら何かを話している

??

……………

??

俺は君の事嫌いじゃない……

シャオロン

突然視界が真っ暗になった

でも確かに覚えてる

あの甘ったるいな話し方

優しく差し伸べてくれる手

やめて…

やめて…

やめてよ…

これ以上俺の心に踏み込んで来るのはやめてよ…

これ以上踏み込まれたら俺はおかしくなってしまうから…

俺は必死に耳を塞ぐ

今耳を開いたらまた君に頼ってしまう

我慢しないと我慢しないとなのに

耳を塞いでも尚君の声が僕の中で爆音で鳴り響く

どんなにもがいても 苦しんでも泣いても

君の呪いは一生解けないだろう

それはまるで

檻の中で拷問をされ続ける様な屈辱ととても似ているだろう

一生逃げれない苦しみ こんな苦痛を死ぬまで感じる 死ねる時の喜び

??

??

また逃げようとしてる

シャオロン

っ…

シャオロン

シャオロン

してないッ!!

??

でも死のうとしてる

あぁ…うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい

シャオロン

お前に俺の何がわかる。
君は逃げた。俺を置いて逃げたんだ。
そんなお前が綺麗事言うんじゃねぇよ!
俺の気持ちも知らないくせに…どんだけ耐えてきたか…もう感覚がないよ…

??

僕は逃げてない。逃げたのは君だ
いつになっても前を向いてくれなかった。誰とも向き合おうとしなかった。そうだろう?

シャオロン

………

??

人の言葉には綺麗事だらけだ。
それを1番君が分かっている…そうじゃないの?

シャオロン

………

そうだ

その通りだ… 俺は1人だって思いながら1人で突っ走って全部俺の為に行動をしていた

アイツらが怖くて憎くて嫌いで向きえなかったんじゃない

自分が傷付くのが怖かったから

そんな中皆皆綺麗事しか言ってはくれなかった

「シャオロンなら大丈夫だよ」 「皆シャオロンの事が大好きだから」

ッざけんな、 どうせそんな事思ってないくせにペラペラ言ってんじゃねぇよ

シャオロン

っ…ざけんな…

今更自分の不甲斐なさを感じる

そのイライラをぶつけるように床を叩く

こんな時でも八つ当たりしてしまう俺がとても醜く感じてしまう

??

………

シャオロン

あっ……

悲しそうな顔をした君が俺に抱きつく

君の温もりは丁度良くてあの時の記憶が蘇ってきて

無数の涙が俺の頬に伝う

涙は少ししょっぱくて少し温かくて更に俺を泣かせる

そんな涙と協力するように君は

??

もう大丈夫だから…

??

ちゃんと向き合って……

??

僕の分まで生きてな…
君だけは幸せでいて…

シャオロン

っ…!!

涙が溢れていた 見やすいように涙を拭う

シャオロン

いつもの…部屋だ……

シャオロン

ん…痛い…?

首に少し違和感がある

首には絞められたような跡と 紐が首と腕に絡まっていた

まるで首吊りをしていたような

止めてくれたのか…

シャオロン

生きないと

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