sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
青said
青
桃
しばらくの間、沈黙が続いた
僕はただ泣くことしかできなくて……
どうしたらいいのか、分からなくて……
先にその沈黙を破ったのは桃くんの方だった
桃
青
桃
桃
青
桃
青
僕には、桃くんがなんであんなに冷静でいられるのか、分からなかった
僕は、人殺しなのに……
桃
青
桃
桃
青
青
青
青
僕は人殺しで、犯罪者
桃くんとは違う…
僕と一緒にいたら桃くんにも迷惑がかかる
なのに、どうして桃くんは僕とまだ関わろうとするのか……
そんな思いが頭の中でぐるぐると渦巻いている
桃
桃
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
桃
桃
青
青
この前、学校をサボって公園で遊んでいた時にに猫を見つけたんだ
多分桃くんが言っているのはこのこと…だと思う
酷い傷で歩けそうになかったから、動物病院に連れてったんだ
桃
桃
そう言いながら桃くんは、僕に向かって優しく微笑んだ
青
それだけで、簡単に僕を信じて微笑む桃くん…
桃くんに迷惑をかけてしまう…
でもそれと同じくらいに…僕を信じていてくれたことが嬉しかったんだ
2つの正反対の感情が交わって、胸が切なくなる
桃
桃
青
桃
青
青
青
桃
青
青
桃
桃
青
青
桃
青
青
青
青
桃
青
桃
青
青
青
青
世間はそう簡単じゃない
理由はなんであれ、人を殺したことに変わりはない
きっと周りからは冷たい視線を浴びる
青
桃
僕は、小さい頃から周りの人間関係に恵まれていなかった
親の思い通りに動かないと直ぐに暴力を振るわれた
性格も暗くて、そのせいでいじめも散々というほど受けてきた
今まで耐えて耐えて耐えてきたのに……
バラバラと、僕の人生が音を立てて壊されていく
青
青
どうして僕ばっかり
そんな気持ちが次々と溢れてくる
止めることができなかった
泣いて泣いて泣きはらした僕は、そのまま桃くんの隣で眠ってしまった
桃said
桃
桃
桃
隣に寝ている青の顔を見ると、瞼がまだ少し腫れていた
昨日の夜、青はずっと泣き続けていた
いじめられて…でもそれを相談できずに…
苦しみに苦しみが重なって、耐えられなくなったんだと思う…
しばらく泣くと、青は泣き疲れたのか、そのまま眠ってしまった
桃
青を起こさないようにゆっくり立ち上がりキッチンへ向かった
桃
桃
食パンを袋から2枚取りだし、ハムとチーズを乗せて焼く
その間に、適当にスープを作っておく
桃
まだ開けてなかったカーテンを開けて、作り終わった朝食を並べる
青を起こした方がいいのか迷っていると、後ろで扉の開く音がした
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
青は疲れきったような顔でゆっくりスープを口に運んだ
でも、少しすると青は食べる手を止めて、下を俯いた
桃
青
桃
桃
青
そのまま青は自分の部屋へ行って出てこなかった
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
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