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⚠彰類

司←類←彰人です。過去作に使ったことある設定です 長い ちょっとだけ歪んでるかもだけど純愛です

この後からのこの吹き出しは心の中となっております

彰人

(あー、今日は特に用事ないからって冬弥に勉強させられててちょっと疲れたな…)

彰人

(教室に置いてる荷物取って今日は直ぐ帰るか…、教室鍵開いてるか?)

そんなことを考えていると、見慣れた姿が教室を飛び出したのが見えた

彰人

(…?あれ…って…)

彰人

(神代先輩…?)

普段落ち着いていて、何考えてるのか分からないその人にしては、珍しい光景だと思った

彰人

(なんかあったのか…?、)

オレは心配半分、少しだけの好奇心と怖いもの見たさで付いていくことにした

彰人

(えーと…あ、いた…、)

早歩きで階段を降りて昇降口に向かったその人が靴を取らず、何か考えているような顔をしているのに気づいた

彰人

…、?

……。

彰人

…神代…先輩、?

オレがそう言うと、彼は少しやつれたような顔をしながらこちらを向いたあと、何かに気づいたように目を丸くした

…あっ、!!

彰人

…なんか、あったんすか、?

…あ……う、ううん、!何も無いよ、ただ、…用事思い出したから早く帰ろうかと、

そういう彼の顔は、普段のポーカーフェイスの様なあまり歪まない顔と違い、何処か無理をしているような顔だった

彰人

なんとなく、ここで先輩を一人にするのは気が引けた

彰人

…先輩、途中まで方向同じですし一緒に帰りません?

…えっ、?!

彼はなんとなく、驚いた表情だった

え…、まぁ…、いいよ

彰人

……

いつもより慌てる様子の彼は、なんとなくの気まずさと、何処か安心したような表情をしていた

彰人

ーで、そこで冬弥が⸺

あはは、

彰人

彼は、あれから時間が経ち、落ち着いたのかいつものように戻ってきている様子だった

…あ、東雲くん、

彰人

ん、どしたんすか

ちょっとコンビニ寄らない?、欲しいものあるし、なんか奢るよ

彰人

あれ、先輩用事は?

……あっ、

…えへへ、ごめんね、あれ、…嘘

さっきよりは戻ってきているものの、いつもより何処かぎこちない彼は、少し諦めたような顔をしていた

彰人

…ふーん、

えっ、!!?ちょ、もっと興味もってよ!!

彰人

いや、どうせそうなんだって思ってましたし

えーっ、?!

彰人

…ふふ、

はい、どーぞ

彰人

あ、ありがとうございます

そう先輩から渡された袋にはコーヒーが入っていた

これ、東雲くんが好きか分かんないけど、…苦手だったら捨ててくれていいよ、

彰人

いや、別に捨てませんって、

缶を開け、少し苦いそれを少し飲む

僕、これ好きなんだよね、

彰人

…へぇ、そうなんすね、

少しずつ普段の表情に戻ってきていた彼をみると、苦手なそれも、何だか平気な気がした

彰人

…よし、じゃ、帰りますか

彰人

あれ、帰らないんすか?

…あ、いや…

…もうちょっと、いたいなって

彰人

……、!

彰人

…ま、いいっすけど…

オレの思っているそれとは意味が違うであろうその言葉に少しドキッとしてしまう

いつもの様な憎たらしい表情とは少し違う、幼い表情の彼は、単純なオレにはよく効いたようだ

…あのね、

彰人

ん、

先輩は少しずつ話し始めた

…今日の、教室から飛び出しちゃったやつ、

彰人

…はい、

…情けない話なんだけどね、

…僕、振られちゃったんだ、…司くんに。

彰人

そう切なげに話す彼は、オレが想像していた人を好いていたらしい。

……そうか、オレも好きだぞ、……って、……あはは、後輩にする話じゃないね、

彰人

…、!

彰人

そんなこと、!ない…です、!!

…え、?

彰人

…話してくれて、良いです。…後輩っつっても、数ヶ月しか離れてないんだし、

彰人

…誤差ですよ、

…あはは、優しいんだね、

彰人

彰人

当たり前ですよ

ええ?!

彰人

…はは、

彰人

…あ、オレ、姉貴に色々買って帰れって言われてること忘れてました、先帰ってていいっすよ

えっ、あ…

…ふふ、

うん、今日はありがと、それじゃあ、

そう言って、少し元気になった彼の背中が遠くなっていくのを見届け、少しその場にしゃがみこむ

彰人

……はぁ…

…少しだけ、考えていた

今、先輩は傷心中、

…今のうちに、オレがどうにかしたら、…先輩のこと、奪えるんじゃないかなんて、

彰人

…は、ほんと…最低…

彰人

(…でも、)

彰人

(…先輩、ちょっとは元気になったかな、)

……はぁ、はぁ…

…さっき普通に走っていたとは考えられないくらい、走ると疲れるんだね…

……

ちょっとだけ、思ってしまった

司くんには伝わらなかったけど、彼と少し雰囲気の似た彼なら、…彼の代わりになるんじゃないかって、

……はぁ…、

……

…代わりなんて、…僕、最低だなぁ…、

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コメント

1

ユーザー

久しぶりに純愛書いたなぁ(白目)(ほんとはもっと歪ませたかった)(タイトル雑すぎワロタ)

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