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コメント
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元気は、ついに動かなくなった。
ひーちゃん
ひーちゃん
金石 元気
ひーちゃん
ひーちゃん
ひーちゃん
ひーちゃん
元気は、ただの眷属だった。
そのはずだった。
ひーちゃん
ひーちゃん
それでも、元気はわたしを愛してくれた。
世界を壊したわたしを愛してくれた。
だから、わたしも…
ひーちゃん
ひーちゃん
どんなに叫んでも、元気の体はどんどん冷えていく。
わたしは神なのに、何もできない。
ひーちゃん
ひーちゃん
ひーちゃん
わたしは、力一杯叫んだ。
溢れてくる涙が、頬を伝って流れ落ちる。
やがて、わたしの叫びは”歌”となり、世界を壊し始めた。
ひーちゃん
それでも、涙も叫びも止まらなかった。
元気を失った悲しみが、体の中を暴れ回っている。
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…
ひーちゃん
もはや、声にもならない叫びが世界を揺るがす。
世界が崩れる音、命が失われる音…
沢山の音が、わたしの耳に届く。
ひーちゃん
それでも、わたしは歌う。
こんな世界を
ぶっ壊すために。
ひーちゃん
ようやく叫びを止めた時、周りには何もなかった。
ひーちゃん
わたしと元気しか、この世界にはいない。
だって、わたしが壊したのだから。
ひーちゃん
それでも、やっぱり…
ひーちゃん
この世界は汚く、美しい。
元気がいなくなった世界だけど、
元気と過ごした世界だから。
ひーちゃん
ひーちゃん
ひーちゃん
わたしが、神としてこの最高で最悪の世界にできることはひとつだけ。
ひーちゃん
「世界を元に戻そう？」
ひーちゃん
ひーちゃん
ひーちゃん
ﾁｭｯ
ひーちゃん
ひーちゃん
ひーちゃん
ひーちゃん
「世界が戻ったら、また、わたしを見つけてね？」
ひーちゃん
金石 元気
そして、わたしは呪文を紡ぐ。
世界を元に戻すために。
元気と、また出会うために。
神としてのちから全てを出して、呪文を紡ぐ。
この呪文が完成したら、わたしも消滅する。
でも、わたしは何度だって生まれ変わる。
次こそ…
元気と幸せになるために。
…薄れていく意識。
枯れていく声。
それでも、わたしの呪文は続く。
世界を元に戻すために。
そうして、世界は…
ﾋﾟｶｯ
ひーちゃん
神を犠牲に、姿を取り戻した。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
？？？？
？？？？
？？？？
ｶﾞﾊﾞｯ
？？？？
？？？？
ﾄﾞｶﾞｶﾞｼｬ ｼｭｼｭｼｭｼｭｼｭﾝｯ
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
？？？？
？？？？
ｶﾞﾁｬｯ ﾊﾞｯﾀｰﾝ ｶﾞﾁｬﾝ
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
？？？
？？？
しにがみ
「ロボロさん！」
ロボロ
ロボロ
ロボロ
しにがみ
しにがみ
ｽﾞｷｯ
しにがみ
ロボロ
しにがみ
しにがみ
ロボロ
そして
また
二人の物語が始まる
