莉犬
マンションのベランダから見える 星空を見て、俺は静かに呟く。
満開な星空を見ると 俺はいつでも思い出す。
カッコよくて、優しくて。 俺の大好きな彼氏。
さとみくんを。
莉犬
さとみくんは4年前の初夏のこの時期に 病気で亡くなった。
でも、別に悲しくなんかない。
だって、さとみくんは俺に 宝物を遺してくれたから。
いと
さとみくんの遺してくれた、 俺の大切な"宝物"が
俺のいるベランダまで走ってくる
莉犬
いと
いとはそう言うと、 1枚の紙を見せてきた。
莉犬
莉犬
いと
いと
いとが興味津々に聞いてくる
莉犬
いと
莉犬
俺はいとを抱っこして 目の前に広がる星空を指さす。
いと
莉犬
莉犬
いと
莉犬
いと
いとが目をキラキラさせながら 空を見つめる
その時、キラリと 流れ星が流れた気がした。
コメント
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ブクマ失礼します!