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M.S
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話をしよう
1人の魔女と勇者の話を
この世で魔女とは1人の少女を指す
この世で勇者とは1人の少年を指す
魔女の名は「ノーラ」 「赤原の魔女」として恐れられている
勇者の名は「コウキ」 「救聖の勇者」と呼ばれ敬わられている
魔女は自分に仕える
勇者は人に仕える
魔女は闇に存在する
勇者は光に存在する
相容れない2人
だが、この2人は出会う
多くの困難を乗越えて
まずは魔女の話から
魔女はどこにでもいる普通の少女だった
だが、ある出来事が彼女の力を解放した
父
母
魔女の父は妻を愛していなかった、彼女を見る度彼は彼女を嫌悪し風呂に連れていき溺れて死にそうになるまで浴槽に顔を埋めた
男は何度も何度もそれを繰り返す
父
妻は何もしない 男に逆らいなどしていない 何もしていないのだから
母
淡々と彼女の口は謝罪の言葉を告げる なんの感情もなくまるで作業のように
魔女はその光景を見ながら嘘の涙を流す
ノーラ
魔女にはそれしかできない
魔女が泣くと父は自分の勝ったと思い母をいたぶるのを辞める
そして、何処かにでかけていく
ノーラ
母
母の心は死んでいる あらゆる感情が無くまるで機械のよう
だが、機械とは違い温もりがあった
それだけが母を人間としていた
そして、この日魔女は生まれた
父
父
父は朝、上司に怒られクビにされた
父
父は怒っていたいつもよりも
そこで1つの事故が起きた
父は怒りから母の限界を見逃していた
父
気付いた時には遅かった
魔女はそれをみて今度は本物の涙を流す
ノーラ
涙を流す
ノーラ
涙を流す
ノーラ
ノーラの心は死んだ
そして、魔女が生まれた
ノーラ
父
父
父
父
ノーラ
魔女は言い訳を並べる父の頭をシャワーヘッドで殴る
父
父
だが、彼女は幼く1度では仕留められないそれどころか父をもっと怒らせた
父
父は魔女の首を強く締める
ノーラ
だが、彼女は苦しみなんてないかのように父をもう1度殴る
父
父は首にかける力を強める
それでも魔女は父を殴る
ノーラ
父
魔女は父を殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
殴る
やっと父の息の根が消えた頃には辺りは真っ赤に染まっている
ノーラ
魔女は母を抱きしめる
ノーラ
ノーラ
母が人間として辛うじて残していた温もりが消えた
母は︎︎゙機械︎︎゙(モノ)になってしまった
コメント
1件
うわ……重い……。最初の「話をしよう」という呼びかけから一気に引き込まれました。ノーラが父を殴り続けるシーン、あの「殴る」の繰り返しが本当に痛くて、読んでるこっちの息が詰まりそうでした。最後の「冷たい」という一言で、母の温もりが完全に消えた瞬間が伝わってきて、胸が締め付けられました。これから魔女がどう生きていくのか、すごく気になります。コルヴェスさんの言葉選び、一つひとつが心に刺さりました。続き、楽しみにしています🌷