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主
主
主
主
「自分が生きていくために人を愛する」
「それが人間」
…………誰かがそう言っていた
……………
でも私は、愛するために生きたい
自分のために生きるなんて そんな自分勝手なことしたくない
私は罪と共に
愛を心に生きるよ
……………
…………でも
……………………
「それでも運命からは逃れられない」
或る少女は広い広い空間に居た
そこは部屋のようで、現実にはとても無さそうな部屋
炎に包まれ、激しく燃えている
………そんな中、炎がまだ届いていない空間で 少女は呆然としていた
少女
少女
少女は辺りを見渡す
少女
少女
少女
…………少女は、自分がここにいる理由を忘れているようだ
訳が理解らない炎の中、ふんわりと風が吹く
少女の長い髪は、風に乗ってヒラヒラと舞った
炎も徐々に広がっていく
それでも少女は無反応だ
その瞳には、一筋の光も映らない
少女
?
少女
突然、誰かの声が聞こえる
……………………すると
辺り一面に一筋の光が刺した
すると、少女の視線の先に1人の少年が現れる
少女
少年は、数秒ほど少女を見つめて
やっと口を開いた
?
少女
?
少女
?
?
少女
その言葉を聞いた瞬間、少女の瞳に一条の光が灯った
少女
少女
少女は涙を流し、少年に優しく微笑みかける
少女
少女
PROLOGUE「不思議な夢」〜完〜