やっとの放課後。 授業終わりのチャイムが 鳴り響いた。
桜
寝ても寝ても、 身体中痛いのは治らねぇし ただただ暇な長い時を過ごした。
桜
桜
少しでも多く蘇枋に会いたい。 けどそれ以前に、 本当にここへ来る確証はなかった。 グルグル考える内に、 時間がカチコチと過ぎ去って行った。
蘇枋
蘇枋
ガラガラっとドアが空くと同時に、 呑気で 聞きなれた声が聞こえてきた。
桜
桜
蘇枋
蘇枋
桜
蘇枋
くすくす笑いながら 俺をからかってくる蘇枋。 笑いながら、 「そんな所も可愛いね」 と言ってきた。 顔が赤くなるのを感じ、 心臓が飛び跳ねた。
蘇枋
普段ここなら、 手を差し伸べて来そうなものの、 何事もなくドアを開け 俺が来るのを待っていた。
蘇枋
蘇枋
蘇枋
桜
ここで踏みとどまっていいのだろうか。 聞く機会なんて、 この瞬間を逃したら ないのでは無いだろうか。 けど、蘇枋はそれを望ん出ないのかもしれない。
うだうだ考える事に、 時間が過ぎ去ってゆく。 俺は考えも全てほおり投げて
桜
蘇枋に手を差し出した。
放課後、屋上にて 梅宮さんにまたもや 呼び出された俺たち。 人数が多く、 事情を話すまでに 時間がかかり 桜君を迎えに行くのが遅れてしまった。
ドアを開けると、 驚いた顔でこちらを見る桜君が居た。 揶揄うと、なんとも可愛らしい 反応をしてくれた。
そんな所も本当に愛おしい。
蘇枋
手を指し伸ばそうとしたものの、 こういう行為が、 桜君にとって嫌な物だと言うのを 思い出し 出しそうになる手を引っ込めた。
ドアを開けながら桜君がこちらへ来るのを待っているが、 ピクリとも動かない。
不思議に思い 話しかけてみるも、 微妙そうな反応をした。
何か悪いことでも してしまっただろうか。
そう考えていると、
桜
桜君に手を差し出された。
蘇枋
蘇枋
蘇枋
蘇枋
桜
蘇枋
俺の予想外の行動に 少し戸惑いつつも 笑顔を取り取り繕おうとしてくれる 蘇枋。 そんな優しさも暖かく感じ 俺の心臓は 絶頂を迎える。
自分自身が こんな行動するとは 思わなかったし、 しようとも思ってなかった。 けど気づいたら動いていた。
桜
蘇枋
蘇枋
蘇枋
少し困った様に、 それでも嬉しそうに 蘇枋は俺の手を取った。
桜
蘇枋に向けてにぃっと口角を上げた。
コメント
4件
みるの遅れました~ッ!!! 今回も最高でした... 桜くんのリードとはっ..男になりましたねぇ..ッ💕💕
桜かわいいな〜 主さんやっぱ最高