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Tubasa
Tubasa
俺はゆっくりと体を起こす
夏場の締め切りと
毛布はとても暑くて
とても寝れたもんじゃなかった
Tubasa
Tubasa
あの夜 俺は 満月の月を見て 倉庫に向かったが
倉庫の中が蒸し暑くて 結局一睡もしていない
グリ
グリ
グリ
ちょっとすると グリがゆっくりと起きてきた
グリ
グリ
グリは目を擦りながら
ゆっくりと起きる
Tubasa
Tubasa
グリ
グリ
目をこすっているけど なんだか眠たそうだ
Tubasa
…んまぁ、俺は一睡もしてないけどな
ハンス
ハンス
ハンス
俺の隣の布団がモゾっと動いて
ゆっくりと起きる
起きたのは ハンスのようだ
Tubasa
俺は水を飲みながら言う
吸血鬼といえば 水を触ったり飲んだり、日光に当たってはいけないと言われているが
俺は半分人間の血が入っているから 何ともなかった
グリ
グリ
グリの言う通り
今の時刻は8時頃
昨日もそうだったけど ここの人達は
のんびり屋さんだと思う
メル
メル
ハンス
メル
メル
腹が減っては戦ができぬ…って言うしな
それに時間もあれだし…
ハンス
俺は布団を確認する
あと起きていないのは3人
グリ
いつも早起きしているシャルルが まだ寝てるって珍しいな…
メル
メル
メル
…言われてみれば たしかにそうかもしれない
昨日も 俺が寝る前に
なにやら作業をしていた
ハンス
俺は非常食を頬張る
メル
メル
メルはお茶を飲みながら言う
ここに居るのは7人
俺とSuzuが残していた非常食を合わせたとしても
もう既に底を尽きそうだったのだ
シャルル
シャルル
シャルル
Suzu
Suzu
Suzu
メアリー
長く眠りに就いていた残りの3人も
無事に起きてきたのだった
Tubasa
Tubasa
俺達は 何か良い案がないか考える
支給された食料も
既に底を尽きてしまった
シャルル
シャルルが とある提案をした
シャルル
ハンス
グリ
グリ
そして俺達は ある計画を立てた
そして それと同時に___
Tubasa
Tubasa
鬼ごっこが始まる30分前
俺達は 食料確保をするために
敵の拠点へと 足を踏み入れていた
ハンス
ハンス
この倉庫はかなり広い
Suzu
Suzu
俺達のいた沼のステージを5つ組み合わせて作られた___大きさみたいだ
シャルル
シャルル
シャルル
《オバドロメモ》 シャルルは店主見習いの猫
グリ
優しい声でグリは言う
メル
メアリー
メアリー
メルもメアリーも乗り気のようで
メアリーに至っては 褒美を欲しがっている
シャルル
シャルル
シャルル
シャルル
と嬉しそうに言う
少し聞いてみたところ
店主見習いを始めてから数ヶ月後に オリジナルのランタンを作ることが出来るらしい
~拠点【倉庫】~
ハンス
朝食を食べ終え
今日の計画を考えていた
Suzu
Suzu
Suzu
ハンス
ハンス
こうやって見てると
ハンスとSuzuは合うかも知れない
メアリー
メアリー
ハンス
メル
なんだか この世界に来てから
ハンス弄りがすごい様な気がする
グリ
シャルル
Tubasa
Tubasa
…今更だけど ここのメンバーってさ
弄るキャラ多いんだよな…
結局 あれから
組み合わせを変えた俺達は
2日目のステージを隠密していた
Tubasa
メル
俺と一緒に行動しているのは
Maiとはぐれてしまったメルだ
Tubasa
Tubasa
Tubasa
メル
そんなたわいのない話をしながら
俺達は満月に照らされた 倉庫を歩いていった___
満月に照らされた倉庫を歩いていると
メル
メルがなにやら聞いてきた
Tubasa
メル
メル
Tubasa
Tubasa
Tubasa
Tubasa
メル
俺はあのあと 弟のRuiのことを ありとあらゆるまま話した
人懐っこい性格で 小さい頃から
変な人に話しかけられることとか…
メル
メル
メルは俺の言葉を全て信じてくれ
俺の抱えていた重りが 外れるような感じがした
メル
俺はスマホの時計を見る
Tubasa
現在の時刻は10時だ
メル
メルに指摘されるがまま
俺はスマホの通知を確認する
Tubasa
メル
倉庫にある牢屋の場所は
毎回 1回ずつ救出すると
牢屋にある1つのスイッチが どこかに持っていかれてしまう
Tubasa
続けて倉庫の地図アプリを確認する
俺達が逃げているのは 倉庫全体と隠し倉庫が2つあるため 3箇所として区切られている
俺達がいるのは隠し倉庫で
隠し倉庫なだけに そこそこエリアが広い
Tubasa
Tubasa
メル
メル
Tubasa
メル
メル
メルは不思議がる
たしか シャルルは
ハンス達と行動していたはずだ
Tubasa
シャルル
空き部屋に向かうと
シャルルが頭を抱えて悩んでいた
Tubasa
シャルル
シャルル
メル
メルは長い袖で
シャルルに差し出す
シャルル
シャルル
シャルル
そのあとシャルルは
俺とメルに全てを打ち明けてくれた
シャルル
シャルル
シャルル
その後はずっと語っていた
『ボクのせいで2人が…』
シャルルは自分のことを責め続けている
メル
メル
メル
Tubasa
シャルル
シャルル
シャルル
そう扉に差し掛かった時
俺とメルは覚悟を決めた
Tubasa
シャルル
シャルル
シャルル
メル
メル
メル
メル
俺とメルは 少しずつシャルルの気持ちを 落ち着かせる
そして___
シャルル
シャルル
シャルルは 俺達と捕まったメンバーを助けにいくことを決めたのだった___
どっかで見た事のあるようなオバケだ
???
Tubasa
Tubasa
???
メル
???
シャルル
オバケが話すことに驚いた俺達
???
ルル
ルル
音楽家と名乗るオバケ___ルルは杖を回して嬉しそうに言った
Tubasa
俺はテンションについていけず 置いてきぼりだった
メル
メル
メルが無茶無謀なことを言う
シャルル
シャルル
ルル
…っていいのかw
俺達はルルに招かれながら 牢屋に向かった___
俺達はルルの案内のもと
無事に牢屋にたどり着いた
???
牢屋には狼が見張っていた
ルル
タフウルフと呼ばれた狼は
牢屋から離れようとしなかった
Suzu
Suzu
Suzu
牢屋に捕まっていた Suzuが目を覚ました
ハンス
ハンス
グリ
グリ
メアリー
どうやら 牢屋に捕まっていた4人は 意識を失っており
今目が覚めた___という状態だった
シャルル
シャルルは狼のいない牢屋にしがみつく
メル
メルは冷静に言う
ルル
ルルは楽しそうに笑う
ルル
ルルが魔法をかけた瞬間
牢屋についていたボタンの1つが
盗まれてしまった
チビオバケ
2つの小さなチビオバケが現れた
ルル
ルル
チビオバケ
牢屋スイッチが宙に舞う
なんと チビオバケが牢屋を解放する為のスイッチを どこかに隠してしまったのだ
Tubasa
Tubasa
ルル
ルル
ルル
ルル
なんだか物凄く 煽られている気がする
メル
メル
メルは長い袖を持って問う
ルル
ルル
タフウルフ
あの狼(タフウルフ)もやる気満々のようだ
シャルル
シャルル
ルル
ルル
ルルの範囲広い攻撃が来る
それを回避した俺達は
チビオバケが持って行ってしまったスイッチを
探す旅に出かけたのであった___
Tubasa
Tubasa
実は メアリーの髪の毛には
スイッチに似た髪飾りを身につけていた
シャルル
シャルルはランタンの光を灯す
実はさっき メルの余っていたランタンの光を分けてもらい
また付くようになっていたのだ
メル
メル
メルは頭に付けているリボンを触る
本人にはとって リボンはチャームポイントのようだ
シャルル
シャルルはそう呟く
…アリサって誰だなんだと 考えていると
メル
メル
そういいながら
メルは写真を見せる
Tubasa
Tubasa
全員の集合写真を見ると
髪色が同じ男の子が見えた
Tubasa
Tubasa
Tubasa
メル
メル
メルは嬉しそうな顔だった
Tubasa
我ながら双子の組み合わせが多いな…と
感じていたのだった
ルル
ルル
後ろから声が聞こえてくる
メル
メル
オバケは 既に俺達の後ろまで迫っていた
Tubasa
シャルル
俺達は逃げ出す
だけど___
タフウルフ
タフウルフが俺達の道を塞いでしまった
メル
ジリジリと追い詰められていく
俺の足に何かが当たった
ガンッ
それは___
Tubasa
ハンスから貰った 緑色のランタン
Tubasa
俺はタイミング良く
オバケに当てる
ルル
タフウルフ
シャルル
Tubasa
メル
Tubasa
Tubasa
メル
シャルル
メルとシャルルも続けてランタンを重ねがけする
ルル
タフウルフ
ルル
ルル
倉庫の中を歩き回って
かなりの時間が経った
ルル
ルル
俺達に残された時間は残り3分
3分以内に牢屋のスイッチを見つけなければ
ハンス達は永遠に外の世界に出られない…
メル
メル
メルが指さす方向にあったのは
俺達が探していた牢屋のスイッチ
シャルル
俺達はスイッチに向かって手を伸ばす
ルル
タフウルフ
オバケダッシュで
少しずつ距離を縮めてくる
このオバケは 切り返しが出来るから
なるべく距離を離さないと避けれない
Tubasa
Tubasa
気が付けば スイッチまであと少しまで来ていた
シャルル
メル
ルル
ルル
タフウルフ
タフウルフ
じわじわと追い詰めてくる
果たして 勝利の行方は___
Tubasa
シャルル
メル
『こんなにロードを重ねて使うなんて初めてだよ…』By 霧猫より
チビオバケ
ガチャ
スイッチを押すと…
ドーン!
Tubasa
どうやら 無事に解放出来たようだ
チビオバケ
チビオバケが後ろでコソッと囁く
ルル
ルル
ルルは清々しく降参する
タフウルフ
オバケは拠点に帰っていく
シャルル
シャルル
メル
全てをやり遂げた俺達3人は
ゆっくりと来た道を戻って行った____
〜拠点〜
拠点に戻ると 既に他のメンバーは帰ってきていた
Suzu
Suzuが俺に駆け寄る
Suzu
ハンス
ハンス
グリ
グリ
少し離れた所では
グリ・シャルル・メル・メアリーが立っていて
グリがシャルルを抱きしめていた
シャルル
シャルル
メアリー
メアリー
メアリー
メル
メル
俺達3人は
仲間達に喜ばれていたのだった___
メル
夕食中にメルはそう呟く
たしかに 気になるところだ
ハンス
ハンス
ハンス
グリ
グリ
グリ
グリ
ハンス
ハンス
…ハンスがこんなに拒むなんて
珍しいのかもしれない
Suzu
Suzu
メアリー
メアリー
メアリー
Suzu
…んまぁ、こんな感じで
牢屋組は色々 暇つぶしをしていたらしい
Tubasa
Tubasa
俺はリュックを揺さぶる
もう中はほとんど入っていなくて
空っぽだった
Suzu
Suzu
どうやら Suzuのリュックにも
ほとんど入っていない様だった__
シャルル
人間は食べ物を食べなくても生きていられるが
生きるために必要なのは…水
つまり 明日の行動のときまでに
水がなければ 俺達は死んでしまう
メアリー
メアリーが言う
グリ
グリ
グリもそう言ったので
ハンス
そのあと 俺達は解散したのだった
Tubasa
Tubasa
Tubasa
俺は今日も1人
月を眺めていた
俺にとって 1番気持ちを落ち着かせることができる場所とも言う
シャルル
シャルル
シャルルがやってきた
Tubasa
Tubasa
シャルル
シャルル
シャルル
シャルルはランタンを持って言う
ランタンの管理は 全てシャルルがやってくれる為
とても有難かった
シャルル
Tubasa
Tubasa
と話す
…んまぁ、正直下らない話だけどな
シャルル
シャルル
Tubasa
シャルル
俺は先程の出来事を思い出した
Tubasa
Tubasa
Tubasa
シャルル
Tubasa
Tubasa
Tubasa
シャルル
シャルル
シャルルは深く頭を下げる
Tubasa
Tubasa
Tubasa
Tubasa
Tubasa
Tubasa
俺はシャルルの頭を撫でる
背丈は俺よりかなり低くて
撫でるのが大変だった
シャルル
シャルル
シャルル
シャルル
シャルル
シャルル
シャルルの目から1粒の涙が零れる
Tubasa
Tubasa
Tubasa
俺はハンカチを差し出す
それを受け取ったシャルルは
シャルル
シャルル
笑顔に微笑んだ
Tubasa
Tubasa
Tubasa
Tubasa
シャルル
シャルル
そして俺達は拠点に足を運ぶ
…少しずつだが
少しずつ俺達の絆は深まっているのかもしれない____
Tubasa
〜Tubasa視点 END〜