今日、5年付き合った男と別れた。 変化を嫌う男なんてこちらから捨ててやった。
◯◯
(1人ってこんなに気楽だったっけ。)
憂さ晴らしに昼から飲み歩き、夕方、開店したばかりの雰囲気のいいバーを見つけたのでそこに入る。
◯◯
シリウス
◯◯
マティーニ
◯◯
ゴッドファーザー
度の強いカクテルを次々に空にした。
◯◯
(さすがに回ってきたな。)
◯◯
バイオレットフィズ
◯◯
(これ飲んで帰ろ。)
会計を済ませ、店のドアを開けた。
上鳴
お!!もう帰るの??
◯◯
上鳴く!?うっ…!!
上鳴
ちょっ!?
マスターに謝罪の一言を残してお店のトイレに直行した。
◯◯
やらかしたぁ…。
吐き気の次に襲ってくる頭痛に眉をしかめながらトイレを出ると。
上鳴
大丈夫??
◯◯
上な、痛っ!!
頭痛が酷くて声もあげられない。
上鳴
これ、マスターが。
◯◯
えぇ??もう、私何してるんだか…。
差し出されたスポーツドリンクを1口含んだ。
上鳴
歩ける??外出よう。
◯◯
ん…。
手を引かれながら外に出る。
◯◯
ここ来たばかりなんでしょ…1人で帰るから…。
上鳴
ダメダメ!!そんな状態で1人で帰らせるなんて!!
上鳴
タクシー拾うから、ウチまで送るよ!!
◯◯
帰る家ないの。
上鳴
え??
上鳴君は驚いて挙げていた手をおろしてしまったが、無情にもタクシーが来てしまった。
上鳴
とりあえず、乗ろう。
タクシーに乗り込んで、行き先を聞き取れぬまま、私は意識を手放した。