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星乃桜
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コメント
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みぅです🖤 第1話、読みました。 家族の会話、すごくリアルだったな……「三角ってことは減点?」みたいな温度のない空気感が胸に刺さる。凛華が全部準備してたのに、狐夏に「元気でいてね」って言われたシーン、切なくてじんときたよ。家出の計画がしっかりしてるのに、ネオン街に降り立ったラストの孤独もちゃんと描かれてて。 どの台詞も無駄がなくて、雰囲気がすごく好き。次が気になる……!
「逃げるの。都会に」
ネオン街、北国の少女は夢を見る
目の前に、一枚の紙が叩きつけられる
暖かみの無いそれには丸の花が咲き誇っていて、ただ一つ刺々しい三角形がこちらを睨めつけていた
父親
黒川凛華
母親
母親
私は目を伏せ、母親に問題用紙と解答・解説の記された紙を手渡した
母親
黒川凛華
本能が暴走する
つい余計な一言を口走ってしまった
黒川凛華
黒川凛華
黒川凛華
父親
部屋中に怒号が響く
掃除をしていた家政婦が小さく背中を震わせた
父親
黒川凛華
母親
母親
母親
母親
薄々気づいていた
父親
父親
父親
この人たちに何を言っても意味がないって
父親
父親
黒川凛華
残念、先回り済み。
私は父親と母親それぞれの家に忍び込み、
大事な物を全て取り出した。
私名義の銀行口座、
そこに一年半以上一人で暮らせる金があるのは知っていた。
黒川凛華
学生証以外の本人確認ができるものは必要だろう。
黒川凛華
黒川凛華
私は荷物をベッドの下に隠し、何事も無かったかのように勉強を始めた。
翌日。
運がいいことに今日は両親が出張で家にいないらしい。
最上狐夏
最上狐夏
黒川凛華
黒川凛華
逃げるの。都会に
最上狐夏
最上狐夏
黒川凛華
私は不思議と、淀みなく話し続けられた
黒川凛華
最上狐夏
黒川凛華
黒川凛華
黒川凛華
最上狐夏
狐夏の反応が止まった
当たり前だ、昨日まで元気に登校していたはずのクラスメイトが突然こんなことを言い出すのだから
最上狐夏
狐夏は私の腰あたりで目線をしきりに動かしていた
最上狐夏
黒川凛華
こんなにも自分のことを大事に思ってくれる親友を置いていくのは気が引けた
でも、このままでは一生囚われたままだとも同時に強く意識していた
黒川凛華
私は荷物を最低限にまとめ、家を出た
振り返らないように、止まらないように
時々臨時の雇い人などが来ないか確かめつつ、最寄りの駅まで向かった
自分で言うのも何だが、大人っぽさには自信がある
小学六年生の時、高校生と間違われるほど
今でも二、三個上に見られるのは日常茶飯事でそれ以上のこともある
だからきっとただ歩いているだけでは問題はないはず
アナウンス
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問題は、ここから新幹線の通っている駅に着くまでの時間だ
四十分ほどかかるため、その間に悟られてしまう危険がある
早く乗ってしまおう
新幹線に乗っている間、
私はずっと夢見ていた。
これから私が生きていく場所のことを
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そうして私は、
人気のないネオン街に降り立った。