僕の一生を君にあげる．

｜ 流 星 群 の 前 夜 祭 。

ﾋﾟｺﾝ

歩いてる音と同時にスマホが鳴る

一通の着信メールが目に入る

同僚からだった

腕時計の針は12時を上回っていた。

明日は仕事なのに。

薄い霧のような壁の奥から声がした。

そんな考え事をしていると肩に衝撃があった

謝る君を見ると涙がこぼれそうになる

声の震える僕は相手に混乱を与えた

沈黙が走った。

素直になれない『ごめんね』だった。

と言って、君はどこかへ走っていった

全くの他人のように見えて、誰かに似ていた

僕はベッドに助走をつけて飛び込んだ。

明日は10時出勤だ

今の時刻は12時15分。

僕はサラッと明日の天気予報を見た

書いてあったのは

"流星群"

僕はふっと思い出した。

僕は22年間独身。

もうそろそろ恋人も欲しい歳だった。

僕は布団にくるまり霊感を感じながら深い眠りについた。

不安な気持ちも持ちながら歩いていた。

俺は周りの声にビクつきながら足を進める。

俺は看板な書いてあった文字を声に出して読んだ

仕事帰りに寄ったお祭り所

くらい夜には無数の星が並ぶ。

俺は凡人ニート。

こんな所で暇してるより家でゴロゴロしていたい。

俺は静かな道を足音たてながら歩く

< 貴方でしょう ! ?

< 離婚は考えようよ…

< もう無理よ！限界

あんなの見たら結婚なんてしたくなくなる

無性に誰かと喋りたくなる

それは何故だろう。

｜ 君 っ て 誰 ？

｜ 生 き る 意 味 と は 。

｜ 僕 の 一 生 を 君 に あ げ る 。