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この村では最近ある事件が起こっている
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この3日間、一夜の間に村の人がいつも喰われている。
そう人狼に。
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人狼は村人のフリをしてこの村に溶け込んでいる。
だから占い師、あっきぃが2日に1回だけ1人占うことができる。
今回はちぐを占ったみたいで、ちぐは村人だった。
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ぷーのすけの役割は騎士。
人狼にとって都合の悪い占い師は騎士が守らないと、人狼に狙われてしまう。
そんな時、守れるのが騎士のみ。
だからぷーのすけはあっきぃとずっと一緒にいるのだ。
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俺たち6人は今、2人に分かれて住んでいる。
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ちぐはけちゃと、ぷーのすけはあっきぃと
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そう、俺はあっとと。
帰ろうとした時、ぷーのすけにグイッと腕を引っ張られる。
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俺が答えるとぷーのすけはぱっと腕を離してあっきぃの方へ小走りで向かっていった。
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俺とぷりの様子を少し先の方で見ていたあっとが俺を呼ぶ。
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俺はあっとのほうへ歩きながら向かう。
俺はぷーのすけに嘘をついた。
なぜなら俺がこの事件の犯人、
人狼なのだから。
家に帰ると俺は今夜は何時に家を出て村人を喰うか、怪しまれないようにはどうすればいいか。
そんなことばかり考える。
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どうやら顔に出てしまっていたらしい。
あっとが俺を心配そうに覗き込む。
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俺はあっとに嘘をつくと、あっとは俺の隣に座って、俺の手をぎゅっと握る。
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そう呟くあっとの瞳は恐怖に怯えているようだった。
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不安そうな目で俺を見つめるあっと。
そんなあっとを俺は抱きしめる。
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そう、俺は人狼なのに村人であるあっとを愛してしまっている。
俺は人狼、でも君のことは食べない。
君のことを愛しているから、君以外は要らないから。
だから今夜も君に内緒で他の村人を襲うよ。
君と俺だけの世界、そんな世界ができるまで。
翌朝、いつものように噴水前に行くと顔を暗くしたぷりが遅れて来た。
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そう言ってぷりの肩を揺さぶるちぐ。
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そう言うとぷりはその場でふらっと倒れる。
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けちゃがぷりを支える。
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ちぐは下を向いたまま、肩がフルフルと揺れている。
ふっとまぜを見ると、まぜも下を向いている。
でも、俺には見えた。まぜの口の隙間から一瞬見えた、鋭い牙。
俺はまぜが人狼だってことを知っている。
夜中に家を出て、村人を襲っていることを知っている。
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それでも俺は知らないフリ。
だってまぜを愛しているから。
人狼の君のことを愛しているから。
ねぇまぜ、君が俺を食べないのも俺を愛してるからだよね?
俺は君以外いらない、他の奴らが喰われようが君がいればいい。
だから俺は今日も悲しんだフリ、人狼なんて知らないフリ。
ねえまぜ、占い師を殺せたね。
君と俺だけの世界になるまで、あともう少しだよ。