次の日。私の耳にビックニュースが!!
男子
わか、れた?うそでしょ?
それを愛未ちゃんに聞くと本当らしい。
それを聞いて改めて自分の気持ちに気づいたんだ。ねぇ。手越くん。
私、手越くんのことが好きだよ。でもね。
別れたって聞いて本当は喜ぶべきなんだろうけど、苦しくて仕方ないの。どうして?
??
○○
どうしてここに?
増田
○○
増田
○○
貴久の真っ直ぐな目を見つめられなくて、 少しうつむく。 何も言えないのは、 何を言ったらいいのか分からないから。
そんなの……無理だよ……貴久。
増田
やっぱり貴久にはなんでもお見通し。
伝えたらスッキリできる?
諦めることができる?
それともほかの何かが変わるの?
増田
自分でも痛いほどわかってる。
伝えた方がいいってことぐらい。
色々な想いが邪魔をするけれど、 真剣な貴久を否定することは出来なくて、 結局、だんまりを決め込んだんだ。
ある日の放課後。
私たち調理部は、文化祭のお菓子のミーティングが繰り広げられていた。
私の担当はクッキー。
愛未
っていう愛未ちゃんの誘いにノッたら連れてこられたのは愛未ちゃんの家。
クッキーを一緒に作りながら分かったこと。
それは、愛未ちゃんが手越くんをフッた。
でも愛未ちゃんはまだ手越くんのことを想っていた。 手越くんのかっこよさを見ていたら自分には釣り合わないって思ったんだって。
でも知ってる。私……。
手越くんはすごく落ち込んでた。
きっと2人はまだ両思い。
でも今手越くんはどん底にいる。
そんな時に懐に入ったら付き合える可能性なんて0じゃない。
それに私の場合勝ち目のない恋。
このチャンスを逃したら……
あー!もう!
好きだよ!手越くん!
1年も片思いしてるんだもん。
付き合えたらって夢も見てきた。
でもね、 2人がすれ違ったままなのは私もっていうか …スッキリしないの!
でも、沙紀にも、貴久にも、告白しな。って
だから、気持ちは伝えるんだ。
つづく…
コメント
4件
見るの遅くなったぁー 次回楽しみです
お〜!告白するんでしょうか! 続きがとっても楽しみです😁