好きなら

好きなら

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青黄

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学パロ

青side

僕には彼女がいる

察しのいい人ならわかると思うが

僕の彼女はいじめられている

こんなに彼女が怯えているのに 僕は何もできない

その言葉に反応してしまった

泣いてる 彼女が泣いてしまった

黄ちゃんは学校では泣いたことがなかった

男の僕でも思ってしまった

{かっこいい} と

彼氏の僕ですら､ 手も足も出せなかった

劣等感で気が狂いそうだ

そう言い黄ちゃんに手を差し出す宮村くん

そう言っている間に宮村くんは黄ちゃんをおぶって保健室へ行ってしまった

そう｡ 宮村くんは 勉強学年1位 スポーツ万能 おまけに顔もよし いいとこだらけの人だ｡

待ってて 黄ちゃん

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯｯ

嘘つき

僕だけが知ってる君の癖

なんで…こいつ…

そうだ｡ 黄ちゃんの嘘をつく時の癖は爪を触る癖だ

でも何でこいつが…??

なんなの? こいつ

そりゃそうに決まってんだろアホ

好き通り越して愛してるんだよ

付き合ってんだよ!!!!!

一応とぼけとこ

あ?((

正直興味はなかったけど 一応聞いてみた

は?え?

なんて?

思いの寄らない展開で焦ってしまう

は?待て待て 無理無理無理

ずっと宮村の言った言葉に腹が立って

気づけば放課後になってた

『好きなら全力で守ったら?』

本当にその通りだ｡

そう苦しそうに笑う君が

すごく可哀想で

抱きしめあげたくて､

守ってあげたくて､

『僕は宮野くんが好きさ』

聞かなくちゃ