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ぬしぬし
ぬしぬし
⚠️誤字注意⚠️ ⚠️キャラ崩壊⚠️ ⚠️兄弟パロ⚠️ ⚠️駄目作⚠️ ⚠️一人称・二人称・三人称の違いあり⚠️ ⚠️こさめくん難聴⚠️ ⚠️なつくんの妹ちゃん出てきます(名前もイラストも)⚠️ なんでも許せる方のみお読みください🙇♀️ パクリ❌ 参考⭕️
ぬしぬし
ぬしぬし
てな
なつ
俺にはひとつしたの妹が居たんだ。
てな
なつ
てな
なつ
てな
なつ
妹の名前は『てな』だった。
名前の通り、可愛らしい普通の中学生だった。
肩まで伸ばした細くて柔らかい髪
栗色で、陰に隠れた所は茜色に彩る。
母親譲りの顔立ちで、やや目尻は上向き。
透き通るような肌に通った鼻筋、ふっくらとした唇。
ぱっちりとした二重で、影を落とす程の長いまつ毛。
そして、初夏の空を閉じ込めたような綺麗な碧色の瞳。
俺は妹の存在が大きかった。
自慢の妹だった。
元々、俺の家庭は母子家庭だった。
母は朝から夜遅くまで働いていた為、妹と過ごす時間が大半を占めていた。
てな
なつ
てな
なつ
親が居ない生活には子供の頃から慣れていた。
家事も二人で一通り出来るようになったし、日によって飯の準備も互いにしていた。
特に、俺が料理当番の日の夕飯はいつも以上に目を輝かせていた気がする。
飯を口いっぱいに頬張って ''飯食ってるだけで幸せ''みたいな。
俺は飯を美味そうに食う妹の事を見るのが好きだった。
それに、よく俺に懐いていて、傍を離れようとしなかった。
そんな妹のことを、俺は誰よりも大切にしてきた。
大切にしてきたつもりのに。
なつ
妹は、ある日を境に話せなくなった。
部屋から出てこなくなった。
会話をするにしても、スマホでのやり取り。
『要らない』、『大丈夫』。端的な言葉を一言置かれて会話は途切れた。
なつ
当時の俺は軽く思っていた。
思春期特有の何かなのか、妹が俺から離れるくらいに成長したのか。
母からはほぼ何も教えられては来なかったから、ネットの情報でしか信じることは出来なかった。
でも、違ったんだ。
俺はもっと、妹に寄り添うべきだった。
なのに、俺は___。
なつ
そして最悪な日が訪れた。
その日は受験日の日で、受験を終えた後の帰り道だった。
女子生徒
なつ
歩いていたら、急に後ろから片腕を掴まれたんだ。
俺は酷く驚いた。
振り返ると、大粒の涙を流しながらずっと強く俺の腕を掴んでいたから。
なつ
俺は咄嗟に口に出した。
そしてその子は言った。
女子生徒
なつ
はあッ?、……
脳死で走った。
マフラーも荷物も、全部投げ捨てて学校を目掛けた。
なつ
校内に入ると、数人の女子生徒が泣いていた。
パトカーが何台も止まっていて、救急車も止まっていて。
校舎の一部は青いビニールで覆われ、その外にはなんなんもの警察と救急隊員がいた。
なつ
警察
数人の警察の人に俺は引き止められ、青いビニールに覆われたところに辿り着くことは無かった。
それでも俺は妹の名前を叫び続けた。
しばらくしてから、青いビニールが覆われた所から数人の救急隊が担架で運ばれる人が目に入った。
俺は絶句した。
白い布で覆われていたけれど、所々が血で赤く染まっていた。
そして、その布から髪の毛と細い腕がはみ出していて。
なつ
栗色の細くて柔らかい髪の毛。
陰に隠れた所は茜色に彩る。
一回り小さな手。
血の気が引いた手。
爪が少し伸びた色白の手。
妹《てな》の手だと信じざるを得なくなってから俺は_
母
なつ
妹は結局、帰っては来なかった。
てなが病院に運ばれてからあとの記憶は、ほぼ無い。
ただただ視界が赤く染まり、理性の糸が一本ずつ焼き切れていくのを感じただけ。
妹の葬式が終わった後、母と妹の部屋を片付けた。
母はずっと唇をかみ締めながら、何も喋らず手を動かしていた。
俺は立ち尽くしている時間の方が多かった気がする。
もう何もかもが空っぽになった。
妹が。大切にしてきた人が。こんな突然と隣から消えていくなんて。
母
母
なつ
力のない返事をした後、俺はやっとの思いで手を動かし始めた。
しばらく2人で部屋を掃除し、てなの物を一つ一つ確認していった。
それ程、多くのものは無かった。
だけど、一枚の写真だけが大切そうに布で包まれていた。
その写真は、俺達の家族写真。
小学生の頃だろうか。まだてなも俺も小さかった。
なつ
その手紙と一緒に、もうひとつ何かが包まれていることに気がつき、俺は手に取った。
なつ
母
『お兄ちゃんへ 1』
てなの字でそう書かれた1枚の白い封筒。
手紙だった。
なつ
それから月日は経ち、高校生活に慣れ始めた頃だった。
『お兄ちゃんへ 3』
そう書かれた1枚の白い封筒を、リビングの棚で見つけた。
ドクンッと心臓が脈を打った。
俺は手に取って、部屋の引き出しにしまった。
『お兄ちゃんへ 1』と書かれた封筒と一緒に。
なつ
また月日は過ぎて、こさめと初めてであった日の夜
台所のカウンター。色々な書類を立て掛けている棚から一枚の白い封筒を見つけた。
『お兄ちゃんへ 2』
そう書かれていた。
なつ
俺はまたもやその封筒を部屋の引き出しにしまった。
てなが居なくなってもう1年以上が経過した今でも、読む気にはなれなかったんだ。
ぬしぬし
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♡1000
ぬしぬし
ぬしぬし
ぬしぬし
⚠️あくまでこの作品内のものです⚠️ ※一人の登場人物と見ていただけると幸いです※ (名前出ます)
ぬしぬし
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コメント
32件
遅くなってごめん💦 いや、絵うますぎっ! てなちゃん… 寄り添うのは 凄く難しい事で、、、 実際私もそうだったし、 毎日って自分が想像してる何倍、何十倍も大切で、でもそう思ってても、そう感じない、自分たちも居て、凄く難しいけど、ただ、幸せという感情を忘れないでほしい。
てなちゃんかわいい!目はこさめくんと似ててその中に赤と紫? なんで紫なんだろ? 続きあざすっ!