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忘れ去られる、その日まで

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忘れ去られる、その日まで

3 - 悪夢    +お知らせ

2023年10月30日

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幼い妹のリンを守らねばならない。 死んでから、いや

死ぬほんの少し前にその思いが浮かんだ。

生前のレン

リンっ…!

生前のリン

お兄ちゃん…助けて…

あの事件の1時間ほど前

夜8時、俺とリンは居間でテレビを見ていた。

アニメを見ていた途中、急に物騒なニュースが飛び込んできた。 それは

殺人事件が起き、犯人は逃走中。 という内容だった。

それは俺たちに関係ないことだと思っていた。

だが、そうではなかった…

???

はぁ、はぁ…

生前のリン

生前のリン

ねえ、お兄ちゃん…

生前のレン

…リン、2階に隠れるぞ

生前のリン

う、うんっ…

親が夜遊びからいつ帰ってきてもいいように鍵を開けていたのが 間違いだったのだろう

そこから不審者が入ってきたのだ

例のニュースの犯人が…

俺は今にも泣き出しそうなリンを連れて静かに2階へと向かった

生前のリン

お兄ちゃん…!

生前のレン

静かにしてて…

生前のレン

誰もいないとわかれば出ていってくれるよ…

俺たちは寝室のクローゼットの中に隠れた

???

いない、いない…!

息を切らして階段を登る音が聞こえてくる

その音が最も近づいた時、俺は思った

「リンを守らなきゃ」

そう思った時俺たちはクローゼットから飛び出し、 とにかく逃げた

???

待って…待ってよぉぉぉぉぉ

女の叫び声に力が無く、それが余計に不気味だった

生前のリン

お兄ちゃあああああん

リンの悲鳴は震えていた

生前のレン

頑張れ!走れ!

恐怖のせいか上手く走れていなかった

すると突然、リンは立ち止まった

生前のレン

!おい!リン!

生前のリン

おかあさん…

リンは母さんの写真を呆然と見つめていた

生前のレン

っリン!

なぜ。

なぜリンは立ち止まって母さんの写真を眺めているんだ。

思い出せない…

そして 背後に近寄る影に気付けなかったのだろう

リンは後ろから背中を刺された

生前のリン

ぎゃああああああああ

あの耳をつん裂くような悲鳴は耳に染み付いている

生前のレン

おまえっ!!

俺は急いでリンに向かい、リンに抱きついて リンを守った

???

うあっうあああああああああああ

生前のレン

がはっ!

俺も刺された リンが震えて、背中から血を流して泣いている

それから何回も、何回も刺されて

意識がなくなっていき、死んだ

この悪夢のような夜。 俺は忘れもしない

レン

はあ…はあ…

ミク

あ、レン

リン

お兄ちゃん!

リン

びっくりしたぁ

レン

俺…

ミク

雑貨屋さんからの帰り道、急に倒れちゃって

ミク

そのまま連れて帰ったんだけど

ミク

うなされてて…

リン

大丈夫…?

レン

リン…

レン

うぅ…

リン

ええ、お兄ちゃん⁉︎

ミク

泣いちゃった…

レン

よかった、よかった…!

ミク

(…どんな夢見てたのかな)

お知らせ

たま

こんにちは。書いてる人です。

たま

あんまり暗い話好きじゃないんですけど、

たま

自分でこんな話を書くとは笑

たま

突然ですが

たま

物語やキャラの説明が足りないと感じまして

たま

質問を募集したいと思います

たま

いつかちゃんとキャラの説明回をしたいとは思ってますが

たま

キャラの何が気になるか、と言われると自分だけではわからないので

たま

皆様にお聞きしたいです

たま

キャラだけで無く、物語で気になるところなどでも大丈夫です🙆

たま

しっかりお返しします

たま

長くなってごめんなさい

たま

見てくれてる方、ありがとうございます

たま

これからもよろしくお願いします🙇‍♀️

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