幼い妹のリンを守らねばならない。 死んでから、いや
死ぬほんの少し前にその思いが浮かんだ。
生前のレン
生前のリン
あの事件の1時間ほど前
夜8時、俺とリンは居間でテレビを見ていた。
アニメを見ていた途中、急に物騒なニュースが飛び込んできた。 それは
殺人事件が起き、犯人は逃走中。 という内容だった。
それは俺たちに関係ないことだと思っていた。
だが、そうではなかった…
???
生前のリン
生前のリン
生前のレン
生前のリン
親が夜遊びからいつ帰ってきてもいいように鍵を開けていたのが 間違いだったのだろう
そこから不審者が入ってきたのだ
例のニュースの犯人が…
俺は今にも泣き出しそうなリンを連れて静かに2階へと向かった
生前のリン
生前のレン
生前のレン
俺たちは寝室のクローゼットの中に隠れた
???
息を切らして階段を登る音が聞こえてくる
その音が最も近づいた時、俺は思った
「リンを守らなきゃ」
そう思った時俺たちはクローゼットから飛び出し、 とにかく逃げた
???
女の叫び声に力が無く、それが余計に不気味だった
生前のリン
リンの悲鳴は震えていた
生前のレン
恐怖のせいか上手く走れていなかった
すると突然、リンは立ち止まった
生前のレン
生前のリン
リンは母さんの写真を呆然と見つめていた
生前のレン
なぜ。
なぜリンは立ち止まって母さんの写真を眺めているんだ。
思い出せない…
そして 背後に近寄る影に気付けなかったのだろう
リンは後ろから背中を刺された
生前のリン
あの耳をつん裂くような悲鳴は耳に染み付いている
生前のレン
俺は急いでリンに向かい、リンに抱きついて リンを守った
???
生前のレン
俺も刺された リンが震えて、背中から血を流して泣いている
それから何回も、何回も刺されて
意識がなくなっていき、死んだ
この悪夢のような夜。 俺は忘れもしない
レン
ミク
リン
リン
レン
ミク
ミク
ミク
リン
レン
レン
リン
ミク
レン
ミク
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