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初コメ失礼します。 とても素敵なお話でした! 同性愛は日本ではまだ理解が少ないですもんね。 茜音と紫織は最初、喧嘩して避けていたと思ってたのですが、最後の理由に感動しました! これからも頑張ってください。
─じゃあ、また来世─
コンコン…
ガラッ…
紫織
紫織
紫織
とある春の昼下がり
暖かな風と春の香りが 肌を撫ぜる
ごく普通の穏やかな日
警察
紫織
交番の中に入り ソファに座るよう促される
少し座り心地の悪いソファに 腰を掛け、交番の壁に掛かった 時計を見上げる
紫織
紫織
紫織
警察
紫織
紫織
紫織
警察
紫織
紫織
紫織
紫織
紫織
小さな、少し褪せた赤いショルダーバッグの中からスマホを取りだし 1本の動画を再生させる
以下、動画内容
茜音
紫織
ガチャッ
茜音
茜音
紫織
茜音
紫織
紫織
茜音
─数秒間の沈黙─
茜音
茜音
紫織
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
紫織
紫織
茜音
茜音
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
茜音
茜音
紫織
今、何て…?
紫織
茜音
紫織
茜音が悲しそうで苦しそうな 笑みを浮かべ
茜音
茜音
茜音
紫織
茜音
茜音
紫織
茜音
茜音
茜音
紫織
紫織
茜音
紫織
紫織
茜音
茜音
茜音
紫織
紫織
茜音
茜音
茜音
茜音
少し悩む素振りをして
紫織
紫織
茜音
茜音
紫織
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
紫織
茜音
茜音
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
茜音
茜音
茜音
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
茜音
紫織
紫織
茜音
紫織
茜音
落ち着かせるように
何かを宥めるように
深く息を吐く
紫織
茜音
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
茜音
そう言って、トートバッグから 1冊のスプリングノートを取り出す
紫織
茜音
紫織
茜音
まだお互いが避け合う前に 茜音の誕生日にあげたノートだった
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
意を決し、用意した包丁を握る
言いたい事、思いを込めるように強く
紫織
ソファに座り両腕を広げ 茜音を受け入れる体勢になる
茜音が嬉しそうに微笑み ながら腕に収まる
紫織
茜音
目を瞑り深く息を吸う
眉が寄っているがきっと気の所為だ
そう、自分に言い聞かせるように 息を吐く
プシッ───
茜音
紫織
目の奥がツンとする
何かが溢れそうだ
茜音を強く抱きしめ 茜音に声をかける
紫織
あぁ…声も腕も震えている…
茜音
紫織
茜音
茜音
紫織
茜音
茜音
紫織
茜音
紫織
紫織
茜音
紫織
茜音
茜音
紫織
茜音
苦しみながらも嬉しそうに笑う 茜音と反対に
無理やり笑みを作る紫織
お互いに 目に涙を浮かべている
それは今にも溢れだしそうな程
紫織
紫織
紫織
紫織
紫織
茜音
茜音
茜音
紫織
その言葉を発した瞬間
2人の目から暖かいものが溢れ出した
紫織
紫織
茜音
茜音
紫織
茜音
紫織
強く、強く…
あのときは出来なかった分も──
茜音
紫織
茜音
紫織
茜音
茜音
紫織
茜音
紫織
紫織
紫織
茜音
茜音
紫織
茜音
紫織
限界の近い茜音の息は浅く、荒かった
きっと、唇を合わせる事で 息を止めてしまったら…
すぐにでも…
紫織
紫織
茜音
そっと唇を合わせ、息を引き取る茜音と
茜音の亡骸を抱きしめ叫ぶように泣く 紫織の姿が残されていた。
警察
警察
紫織
紫織
紫織
紫織
紫織
紫織
警察
紫織
警察
紫織
その後、紫織は無事に旅立ち
2人は出会い、幸せになったのでした。
─END─
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
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主です
主です
主です
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主です
主です
主です