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いや待って普通に比喩とかそういうのじゃなくてマジで泣いた(え) 白來の耳が垂れるのがもう…もう…(言葉にできない様子)
長い! いやいつもは150タップあたりで収めるんですけど、ちょっと長くなりすぎました! やっと……やっとここまできた…… あ、まだまだ終わりませんよ? 次回もよろしくお願いします!
白來
白來
雪
白來
雪
雪
雪
白來
雪
雪
雪
白來
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
白來
目を合わせようとする 白來を避けて
背を向ける
わかり易すぎる拒絶に
しゅん、と白來の耳が垂れた
雪
思えば 白來の温かさを感じて
それが心地よいと感じた時から
自分の中で その存在は大きくなっていた
雪
雪
雪
白來とは 長く過ごしすぎた
だからこんなにも おかしな気分になるのだろうと
胸に残る嫌な気分を 追い払う
雪
白來
雪
白來
雪
雪
雪
雪
白來
雪
白來
雪
雪
雪
白來
白來
雪
白來
白來
訴え掛けようとする その声を思考から追い出して
背を向けたまま 突き放した
雪
雪
歩き出す
1歩
2歩
白來の気配は動かない
3歩
速度を速めた
4歩、5歩
雪
襖に手を掛けようとした その時
空気が、動いた
雪
背中に感じるのは
心地の良い温かさ
白來
抱きつかれたと理解するのに 少し時間がかかった
襖に伸ばした手を ゆっくりと下げる
雪
白來
雪
雪
白來
雪
雪
声が震える
雪
乾いた自嘲的な笑みが 唇から零れた
白來の手を離させようとするが 白來は更に力を込める
白來
雪
白來
雪
白來
白來
白來
白來
雪
白來
白來
雪
白來
白來
雪
雪
白來
雪
こくん、と頷き 白來は静かに話し出した
最初は、大切な人が もうこの世にいないことを
認めたくなくて
自分の感情に蓋して 偽って、過ごしてた
……でも
向けられる温かさは
「僕のことが好き」って 「大切だ」って
込められてて
それがわかって
…惹かれてた
僕の大切になってた
…けど、やっぱり僕は ヒトと同じにはなれなくて
遅すぎた
本当の気持ちに気付けた時には もう…その人は病気で
白來
白來
白來
???
???
もう立てないその人を 抱き締めた
???
???
???
白來
???
???
白來
???
白來
白來
???
???
白來
???
白來
???
???
???
白來
弥彦
弥彦
力が抜けたように微笑む彼を 更に強く抱き締めて
無理な願いを
白來
白來
弥彦
白來
弥彦
弥彦
白來
白來
白來
弥彦は前に教えてくれた
前世で やり残したことがあるから
ヒトは生まれ変わるんだって
白來
白來
白來
雪
白來
気付けば 目元がじわりと滲んでいた
白來
白來
その1つの雫が そっと頬を伝う
雪
抱きついて ウズ 羽織に顔を埋めたまま
白來
白來は言う
雪
届いて、と そう訴えるかのように
白來
白來
白來
ゆっくりと
剥がそうとした白來の手から 己の手を離す
それに気付いた白來が そっと離れると
向き直って 瞳を合わせた
第12話【無理な願いを】
続く