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朝日とともに鳥が鳴く声がして、目が覚めた。
それから朝食を食べ終わり、一段落着いた。
突然、外の空気が吸いたくなり、窓を開け、新しい空気を吸う。
私はこの時、あることを決断した。
「彩葵、体調は大丈夫?」
ちょうどいいタイミングで両親がお見舞いに来てくれた。
「大丈夫だよ!元気だよ!」
それから私は、心を決めて、
「お母さん、お父さん、ちょっと話があるんだ。」
「どうした?」
「私が海に飛び込んだ理由はね、」
「わた、し、わた、、し、ね、」
涙が出てきた。
息を整え、もう一度言う。
「私ね、学校でいじめられてるんだ。」
「だから、辛くて、死のうと思って海に飛び込んだんだ。」
我慢していた涙が一気に出てくる。
「どんないじめをされてるんだ?」
お父さんが優しい声でたずねる。
「私、何もしてないのに、突然無視されたり、私に聞こえるように私の悪口を言ったり、嫌なメッセージを送られたり、他の人に私のあることないこととか広められてるんだ。」
「なんで、なんで今まで言わなかったんだ?そういうことは話さないとだめだよ。」
お父さんが悲しそうな声でいい、涙を流していた。お母さんもそれにつられて泣いている。
「でも、なんで彩葵が死ななきゃなんないんだ?彩葵は何もしてないんだろ?」
「彩葵は、そんな言葉なんか聞かずに、堂々と生きてていいんだよ。」
私は、その言葉を聞き、涙が止まらなくなった。
「今まで辛かったよな。苦しかったよな。話してくれてありがとう。」
病室中に3人の泣き声が響いていた。