えっ?俺今告白された? 見ず知らずの人に?
大我
えっ、あの〜?
北斗
あっ!すいません忘れてください!
忘れてください!と言われても…
大我
えっいや忘れてくださいって
言われても…。
言われても…。
北斗
あっ、そうですよねごめんなさい。
大我
で、なんで俺なんかに一目惚れしたの?しかも初対面
北斗
ですよね。自分でも分かってなくて
なんというか“ドキドキ”したというか
なんというか“ドキドキ”したというか
大我
まぁ、惚れるのは別にいいんだけど、
なんで、俺なのかな?って思って。
なんで、俺なのかな?って思って。
北斗
あっ、いや、えっと〜?
明らかに戸惑ってる彼を見ると 思わず
大我
フフッハハハ!
北斗
えっそんなに可笑しいですか?
大我
うん、だいぶ。
大我
君にもう一回聞くけど、
なんで俺なんか好きになったの?
なんで俺なんか好きになったの?
北斗
その〜なんというか
これはまた教えてくれないかな?
北斗
儚くて、遠くを見つめる目が
なんか守ってあげたくなるような
儚く綺麗な横顔だったので。
なんか守ってあげたくなるような
儚く綺麗な横顔だったので。
見つめられてる?なんか胸が
大我
そっか。
北斗
へっ?あっはい。
大我
でも、俺の事好きになっても
いい事ないよ?
いい事ないよ?
北斗
ど、どうしてですか?
北斗
一つも無い訳ではッ
大我
俺、汚れてるんだよ?
北斗
…?
俺は腕を見せた
大我
こんな俺でも愛してくれる?
北斗
…。
その白い腕には 無数の赤い線が何本もあり 思わず息を呑んだ
北斗
ッ、それ、自分でやったんですか?
大我
まぁうん。笑
無理して笑ってる? 笑う君はどこか可笑しくて 僕が、守らなきゃ! 助けなきゃ。 柄にも無い事を思った。
大我
引いた、でしょ?
そう彼は言った
北斗
もう、 な で だ い
大我
えっ?
北斗
もうしないでください!
北斗
貴方が傷付くと、なぜか分からないけ
ど俺の心も傷みます。
ど俺の心も傷みます。
北斗
もう1人で抱え込まないでください。
そんな事言われたの初めてだった でも何て返したらいいか分からな かった
大我
…。
北斗
僕そろそろ帰りますね、あの連絡先
教えて貰って良いですか?
教えて貰って良いですか?
大我
うん笑いいよ。はい
北斗
ありがとうございます。
大我
また会おうね。
自分でも分かんない何で また彼を誘ったのか…
彼は帰った。
いつもは思わないが 明日はなんだか良い日になりそう。 なんて思えた。