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蛮骨

俺が鈴蘭に惚れたから

蛮骨

それ以外にあるかよ

蛮骨

だから面倒な目に遭っても一緒にいるし、説明なしで死んでここまで来たんだ

蛮骨

説明くらいしろよっては思うがな‪あ💢

蛮骨

それに妖怪でも人間でもあんなに綺麗な奴他にいねぇだろ

蛮骨

たまに子供みたいになるの面白ぇし

蛮骨

俺は一生鈴蘭を守るつもりだから何言われても変えねーぞ爺さん

宝仙鬼

反対する気はない

宝仙鬼

親父殿がそうだったからな

宝仙鬼

だが、この世に一生などはない

宝仙鬼

人間のお主は数十年の命だろう

蛮骨

鈴蘭が永遠に生きられる秘薬を俺にくれたからそこは問題ねぇ

宝仙鬼

...!!

宝仙鬼

では、あの髪飾りを使いこなせているということか

蛮骨

いや、その秘薬は髪飾りに頼らず鈴蘭が1人で作ったもんだ

蛮骨

まぁ髪飾りで俺は一度生き返ったが

宝仙鬼

そうか

宝仙鬼

ならばよく覚えておくといい蛮骨

宝仙鬼

もう鈴蘭の薬には頼らぬ事だ

宝仙鬼

もうお主は生き返ることが出来ぬ

蛮骨

...!!

蛮骨

だが、刀々斎とかいう爺さんは3回まで使えるって

宝仙鬼

3度も命が生き返られるという意味では無い

宝仙鬼

命はそんなに軽いものではない

宝仙鬼

一度生き返ればもう何をしようと生き返ることは無い

宝仙鬼

鈴蘭が知っているかは知らんがな

宝仙鬼

そしてお主は2つの強大な秘薬を摂取しておる

宝仙鬼

鈴蘭の薬は誰もが欲しがる完璧そのものだ

宝仙鬼

だが強大すぎる力を大量に得ればそのものの器が溢れ、壊れてしまう

宝仙鬼

人間なら尚更早くにな

宝仙鬼

気をつけることだ

蛮骨

あークソ難しいことばっか言いやがって

蛮骨

ようは鈴蘭の薬飲み続ければ死ぬってことか?

蛮骨

だいたいなぁ俺は鈴蘭を守りたいだけで守られたいわけじゃねぇんだよ

蛮骨

死を軽く見てるわけじゃねぇ俺が死ぬ事であいつが悲しむからな

蛮骨

だから元々、死んでも生き返られっから手ぇ抜いて戦おうなんて思ったことはねぇよ

蛮骨

俺は今までもこれからも、死んでも鈴蘭を守ることだ

宝仙鬼

.........

蛮骨

刀々斎の爺さんもそうだが、年寄りはいらないお節介が多くて困るぜ

宝仙鬼

すまんな

宝仙鬼

なんせ小さい頃から知っておる友人の娘だから気にかけてしまうのだ

宝仙鬼

親父殿の友人である我々には畏敬の念で接してくれていたからな

蛮骨

へぇやっぱ親父の友人だからか?

宝仙鬼

そうだろうな

宝仙鬼

家族が中心、それ以外は興味を示さない子だったから

骨の中

鈴蘭

(父上...)

鈴蘭

(髪飾りのこと、教えてくれても良かったでは無いか)

鈴蘭

(父上も妾が扱えぬと思っておったのか)

鈴蘭

(...人間など助けずに、妾達のために生きていて欲しかった)

鈴蘭

(などと思うのは我儘か、)

鈴蘭

(...今なら分かる、父上が決断した思い)

鈴蘭

(愛する者を失いたくない思い、)

鈴蘭

(じゃがもっと早くにこれを妾に預け、説明をしてくれれば父上も助けられたはずじゃ)

鈴蘭

(馬鹿な父上様じゃのう)

鈴蘭

(その血を受け継いでいる妾を馬鹿な奴なんじゃろうがな)

鈴蘭

(そろそろ戻るか)

蛮骨

ーーー

宝仙鬼

ーーーーー

鈴蘭

なんじゃ2人で談話か?

鈴蘭

仲良くなれたようで何よりじゃ

宝仙鬼

親父殿の挨拶は終わったのか

鈴蘭

あぁ

鈴蘭

溜まっていた文句を言ってやったわ

鈴蘭

本当は直接言いたかったがな

鈴蘭

居ないならば仕方がない

鈴蘭

大妖怪だとしても生きる者は常に死と隣り合わせじゃ

鈴蘭

仕方がない...

宝仙鬼

...そうか

鈴蘭

(...妾は蛮骨の死を受け入れられるじゃろうか...)

鈴蘭

(いや、このように考えのは弱者がするもの)

鈴蘭

(妾は蛮骨の死が怖いならば死なせなければ良い)

数日後

蛮骨

今何日経ったんだ?

鈴蘭

数刻じゃろう

蛮骨

絶対ぇ1日は過ぎた

蛮骨

鈴蘭は時間に鈍感すぎんだよ

鈴蘭

では妾に聞くな

蛮骨

じゃあ誰に聞けばいいんだよ

鈴蘭

宝仙鬼がおるじゃろう

蛮骨

バーカ爺さんは若者より時間に鈍感なんだよ

鈴蘭

馬鹿が馬鹿と言うな

蛮骨

...!

蛮骨

宝仙鬼の周りに結界をはる

蛮骨

誰か来たみたいだぜ

蛮骨

奈落か?

鈴蘭

いや、この匂いは...

宝仙鬼

金剛石を放つ

鈴蘭

(奈落の匂いがしたが、すぐさま隠れたか)

鈴蘭

小賢しいやつめ

鈴蘭

宝仙鬼、あまり父上の墓を荒らすなよ

宝仙鬼

四魂のかけらを守るのがわしの役目だ

鈴蘭

まぁ骨が傷つかなければ良い

宝仙鬼

貴様ら、死者ではないな

犬夜叉

宝仙鬼

四魂のかけらを狙う墓泥棒共め!

犬夜叉

なんだてめぇは!人の親父の腹ん中に勝手にすくいやがって!

宝仙鬼

親父、だと?

鈴蘭

宝仙鬼よ彼奴は妾の弟じゃ

鈴蘭

末のな

宝仙鬼

ということはその子せがれは犬夜叉だな

犬夜叉

?!

犬夜叉

鈴蘭?!

弥勒

ということはこの結界をはっているのは

蛮骨

遅かったなあ犬夜叉

蛮骨

まさかお前らまで来るとはな

珊瑚

蛮骨!!

かごめ

どうして、2人が...

冥加

宝仙鬼殿ー犬夜叉様はお主の敵ではない

宝仙鬼

冥加か

宝仙鬼

確かにわしは親父殿の頼みで黒真珠を作った

宝仙鬼

しかし犬夜叉、お前はかつて黒真珠を通してこの世界に来たはず

宝仙鬼

それにより力を果たした黒真珠はお前の右目に戻った

宝仙鬼

言われもなく、再びこの死者の場に来ることは許されぬ

宝仙鬼

なんびとたりとも!

かごめ

あの!何故、四魂のかけらをここに持って来たんですか!?

犬夜叉

やっぱりてめぇが持ってんのか!

犬夜叉

大人しくこっちに渡しな!渡せば戻ってやるぜ

宝仙鬼

渡せぬな

宝仙鬼

説明する

犬夜叉

待てよ鈴蘭と蛮骨はなんで追い出されねぇ!

鈴蘭

妾達が死人だからじゃよ

弥勒

死人?

かごめ

死んでここに来たってこと、?

鈴蘭

そうじゃ

鈴蘭

その方が手っ取り早いじゃろう笑

犬夜叉

馬鹿か?それじゃあ戻れねぇじゃねぇか

鈴蘭

戻れる

鈴蘭

今の妾の身体は仮死状態じゃからな

鈴蘭

数日すればまた息を吹き返す

鈴蘭

まぁもうそろそろ時間が来る頃じゃがな

犬夜叉

なんでそんな楽な方法があったのに教えなかったんだてめぇ!

鈴蘭

妾はしかと言ったであろう

鈴蘭

殺してやろうか、と

鈴蘭

拒んだのはお主じゃ

犬夜叉

それで分かるかー!!

蛮骨

ごちゃごちゃうるせぇな

蛮骨

奈落は俺らが倒す

蛮骨

四魂のかけらも守る

蛮骨

お前らはさっさと帰りな

鈴蘭

せっかく四魂のかけらを狙って奈落が来るのを待っておったのにお主らがいるからか奈落が隠れてしまった

鈴蘭

早う帰れ

犬夜叉

俺は四魂のかけらを取りに来たんだよ!奈落より先にな

弥勒

まだ蛮骨が四魂のかけらを奪っていないことが驚きですね

蛮骨

あ?俺はもう要らねーよ

蛮骨

四魂のかけらが奈落に渡ったらそれこそ終わりだからな、四魂のかけらを守る宝仙鬼を俺が守ってんだよ

蛮骨

お前らにやるくれーなら鈴蘭が持っていた方が安全だぜ

蛮骨

まぁまずは俺と宝仙鬼から四魂のかけらを奪えるかどうかだがなあ

鈴蘭

ふむ、蛮骨の結界がどれほどか確かめねばな

蛮骨

前の俺の結界よりも硬くなってるぜ

蛮骨

修行したからな

鈴蘭

犬夜叉

鈴蘭

蛮骨の結界を砕いて見せよ

犬夜叉

元からそのつもりだ!

鈴蘭

宝仙鬼、今は蛮骨に任せてくれぬか

鈴蘭

犬夜叉も敵では無い

鈴蘭

攻撃する必要も...

四魂のかけらが穢れる

宝仙鬼

誰が来ようとも渡しはせぬ

犬夜叉

...!!

かごめ

...!!

弥勒

...!!

珊瑚

...!!

鈴蘭

(視線を感じるな)

鈴蘭

...(奈落の瘴気で穢れたか)

弥勒

空が暗く...

宝仙鬼

お前らとて容赦はせぬぞ

冥加

ま、待て宝仙鬼殿!話せばわかる!💦

宝仙鬼

犬夜叉達を攻撃する

蛮骨

どうする鈴蘭

蛮骨

なんか暴れだしたぞこの爺さん

鈴蘭

妾らはこのまま結界の中にいるぞ

鈴蘭

無駄な戦いは面倒じゃ

鈴蘭

四魂のかけらを清める力がない我らには宝仙鬼を倒すことしか出来ん

鈴蘭

まぁそれは犬夜叉がやってくれるじゃろう

鈴蘭

犬夜叉の赤い鉄砕牙でもこの結界が解けぬと分かったら、この結界を解け

蛮骨

いいのか?

鈴蘭

あぁ

鈴蘭

その後妾達の周りに結界をはれ

鈴蘭

宝仙鬼と犬夜叉が共倒れになれば奈落は出てくるはずじゃ

蛮骨

酷い姉貴だな笑

鈴蘭

少しの怪我くらい妾が治してやれる

犬夜叉

てめぇ!敵と味方の区別くらいしやがれ!

犬夜叉

蛮骨

あいつ俺の結界にたどり着く前にやられんじゃねーか?

鈴蘭

宝仙鬼の腕は硬い金剛石の塊、犬夜叉にはちと厳しいかもなぁ

蛮骨

チッやられっぱなしじゃねーか犬夜叉の奴

犬夜叉

喰らえ!赤い鉄砕牙!!

犬夜叉

風の傷!!

かごめ

...!!

鈴蘭

ほう

蛮骨

おぉ流石俺様の結界だな

蛮骨

奈落にも負けてねーぜ

犬夜叉

チッ

鈴蘭

もう良い宝仙鬼の結界だけ外せ

蛮骨

ほいよ

犬夜叉

...!!(宝仙鬼の周りの結界が解けた)

犬夜叉

なんの真似だ!!

鈴蘭

.........

鈴蘭

犬夜叉が宝仙鬼を倒せるか見物じゃな

犬夜叉

チッ

犬夜叉

グアッッ

かごめ

犬夜叉!!

犬夜叉

落ちていく

宝仙鬼

所詮わしもお前らも黒い宝玉に踊らされただけ

かごめ

犬夜叉...

かごめ

犬夜叉ーー!!!!

蛮骨

落ちってたぞあいつ

鈴蘭

構えよ蛮骨

鈴蘭

獲物が来たぞ

蛮骨

...!!

奈落

フフフフフ

奈落

くたばったか犬夜叉

奈落

全て見ていたぞ

珊瑚

奈落!

宝仙鬼

貴様が黒い宝玉を持つ者か

鈴蘭

やっと来た

鈴蘭

妾が待ち焦がれていた妾の獲物

蛮骨

奈落!!

蛮骨

待ってたぜ

奈落

(...こやつら、どうやってここに、)

奈落

何かと思えば死に損ないか

奈落

弟が殺られて出てきたのか?お優しい姉上様だな

鈴蘭

犬夜叉は死んではおらん

鈴蘭

ならば優先するのは妾の夢にまで見たお主の狩りじゃ

鈴蘭

蛮骨

鈴蘭

妾のためにあの邪魔な結界を破っておくれ笑

蛮骨

仰せのままに

奈落

人間ごときにこの奈落の結界がやぶれるものか

蛮骨

さぁどうかなっ

蛮骨

蛮竜閃!!

奈落

...!!!!

奈落

...わしの結界が

かごめ

...!!

弥勒

!!

珊瑚

!!

弥勒

犬夜叉でもやぶれなかった奈落の結界を

珊瑚

破った...!

蛮骨

このまま首とってやるよ!奈落!

次回♡20

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