桜
えっと部屋案内しますね
翔
ありがとう
桜
えっと2階の1番奥です
翔
わかった
翔
あー腹減った
桜
私なんか作りますよ
桜
なんか食べたいものありますか?
翔
えーと
翔
卵焼き
桜
卵焼き?!
翔
何?なんか悪い?
桜
いや苦手なのにいいのかなって思って
翔
ばか桜の卵焼きが好きなんだよ
桜
わかりました
桜
えっと
桜
卵焼きの材料は
桜
ってあれ?!
桜
卵切らしてる!
桜
買いに行かないと
桜
先輩
翔
ん?
桜
ちょっと卵切らしてるので買いにいってきます
翔
俺が行くよ
桜
いや悪いので私が行きます
翔
あそう
桜
えっと卵あった
桜
早く帰ろ
モブ子1
あれー?
桜
うっ
モブ子1
なんであんたがここにいるのかなー
モブ子1
お前さ
桜
はいっ
モブ子1
先輩のこと家に止めてるだろ
桜
違います!
モブ子1
嘘つくんじゃねーぞ
モブ子1
私聞いてたから
桜
え…
モブ子1
ずっと陰であんたたちのこと見てたのよ
桜
ごめんなさい!
モブ子1
毎回同じこと言わせないでよ
モブ子1
ごめんなさいで済む問題じゃないの
桜
本当にごめんなさい
モブ子1
ったくもう本当あんたはね
モブ子1
先輩にもう近づかないでくれる?
桜
はいっ
桜
すいまs
翔
おい
モブ子1
え…
翔
モブ子
翔
何回言ったらわかるんだ
翔
もう俺に近づくなって何回も言っただろ
モブ子1
ごめんなさい
モブ子1
でも私って
モブ子1
桜より可愛いじゃん!
モブ子1
私の方がモテモテじゃん!
翔
俺はお前みたいな奴は嫌いだ
モブ子1
うっ
翔
俺は桜のほうがいいと思ってる
モブ子1
なんで!
モブ子1
私可愛いじゃん…
翔
そうやって自分から可愛いっていうやつが嫌い
翔
この自己主張女
モブ子1
うっ
翔
もう桜に手出すな
モブ子1
すいませんでした!
タッタッタッ
桜
ごめんなさい
翔
何が
桜
また、また助けて貰っちゃった
翔
そんなことない
翔
早く帰ろうぜ
桜
うんっ…
桜
ただいま
桜
早く作るね
翔
うん
桜
よしっ!
5分後
桜
できたー
桜
先輩出来たよー
翔
ありがとう
翔
パクっ
翔
うま
桜
ほんと?
桜
よかった
翔
これ毎日俺に作って
桜
いいよ!
桜
私ちょっと部屋行くね
桜
食べ終わった食器はシンクに置いといて
翔
わかった
桜
一曲だけ歌お
桜
ちょっとばかり生きてみようかな
桜
でも明日が怖くて引きこもる
桜
こんな僕でごめんね
桜
パパとママにありがとう
桜
嗚呼
桜
学校に行くのはもうやめた
桜
会話をするのが怖くなる
桜
こんな毎日が続くの
桜
明日もきっと1人きり
桜
でもね、まだね、もっと生きたい
桜
君が、君が、大好きだから
桜
過去も、今も、未来のことも
桜
全部全部愛しているよ
桜
愛されなくてもいいよ
桜
期待されないくらいが楽だから
桜
周りと比べると
桜
自分が弱く見えるけど
桜
大丈夫、僕なら大丈夫
桜
そう願っていたのは
桜
いつの日だっけな
桜
でもね、まだね、もっと生きたい
桜
君が、君が大好きだから
桜
過去も、今も、未来のことも
桜
全部全部愛しているよ
桜
夜の星もいつかは消える
桜
僕はうまく生きれるのかな
桜
今日も月がいつかは消える
桜
これが僕の生きた証だ
桜
お母さんお父さん
桜
私は今からそっちに行くよ
翔
おい!
桜
先輩…
翔
何してるんだよ!
桜
私はただ
翔
歌ってただけだと言うんじゃねーよな
翔
なぁ
桜
何?
翔
俺は好きな人いないって言ったけど
翔
本当は好きな人いるんだ
桜
そうなの?
翔
桜
翔
好きだ付き合ってくれ
桜
え…
桜
私?
翔
うん
桜
私も先輩のこと好きでした
桜
私でよければお願いします
翔
ありがとう
翔
よろしく
ピンポーン
桜
出てくるね
桜
はい?
モブ子1
おい
桜
うっ
モブ子1
あんた何様のつもり?
桜
それはっ
モブ子1
逃げてんじゃねーよ
桜
ごめんなさい
モブ子1
お前のその言葉聞き飽きた
桜
ごめんなさい
モブ子1
先輩ここにいるんでしょー
翔
何
翔
俺の前にもう現れないで
モブ子1
なんでそんなこと言うの
翔
俺桜と付き合ってるから
モブ子1
え…
モブ子1
なんで!
モブ子1
私の方がいいって
モブ子1
こんな奴と別れてよ!
翔
俺は桜のことが好きなんだ
翔
お前に決められる筋合いはない
桜
先輩
モブ子1
くそっ!
ガンッ
桜
あっ
バタンっ
翔
おい何してくれてんの
モブ子1
いや別に
翔
別にじゃないから
翔
お前もう知らない
桜
帰ってもらってもいいですか
モブ子1
何にも知らない女が何言ってんのよ!
桜
ここは私の家です!
桜
帰ってください!
モブ子1
ちっ
モブ子1
明日覚えとけよ
バタンっ






