/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
時炭注意
前世ってあると思う？
炭治郎家です
今日は時透くんとお家デート
炭治郎
時透くん！
ソファーに横で肩を合わせて並んでる
無一郎
うん？どしたの
炭治郎
時透くんはさ、前世とか信じる？
無一郎
え？何それｯ笑
無一郎
信じないよ
炭治郎
…ふーん
炭治郎
俺は信じてるけどね！
無一郎
え？どうして？
炭治郎
何となく…前世の記憶？があるっていうか…？
無一郎
その前世の記憶って何、ﾊﾞﾘｯ（煎餅）
炭治郎
んーと、なんかね、
炭治郎
…俺の家族が何者かに惨殺されて
炭治郎
そして俺の妹が…化け物になって
炭治郎
それでｯ…
無一郎
なにそれ、笑
無一郎
あ！もしかしてなんかのアニメに洗脳された？笑
炭治郎
違うよ！！
炭治郎
それでね、
炭治郎
俺は、なんちゃらかんちゃら隊に入ってー…
無一郎
…うん？
炭治郎
それで！なんか、その特訓して
炭治郎
その何者かを倒す…
炭治郎
んだけど、
無一郎
うん…それが炭治郎の前世？
炭治郎
かな？、
炭治郎
あ、でも俺ね時透くんらしきものとあったことあるんだよ
炭治郎
前世で
無一郎
…
炭治郎
…その子は、俺より年下で
炭治郎
それなのに物凄く強くて
炭治郎
かっこいいんだけど、なんだか俺の弟みたいで可愛かった覚えはある、
無一郎
…その、僕の前世？みたいな人って最期どうなるの？
炭治郎
…さぁ、？
炭治郎
……
炭治郎
はｯ…
無一郎
…炭治郎？
炭治郎
…ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
ｷﾞｭｯ
炭治郎
時透くん…
無一郎
どうしたの、炭治郎
炭治郎
…嫌な妄想しちゃった
無一郎
…ﾆｺ
無一郎
……
無一郎
俺、そろそろ帰るね
炭治郎
…！
炭治郎
どうしてｯ
炭治郎
まだ一緒に、
無一郎
…ﾌﾙﾌﾙｯ
無一郎
またね
炭治郎
…う、うん
ﾄｺﾄｺｯ…
無一郎
炭治郎…ごめん、ｯ
無一郎
ごめんねｯ…ﾎﾟﾛ
無一郎
俺、前世の記憶残ってるんだよなぁｯ…ﾎﾟﾛ
無一郎
ごめんｯ、ごめｯ…炭治郎…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
無一郎
炭治郎ｯ…俺の前世は…霞柱のｯ─────。
無一郎
炭治郎、炭治郎だけには思い出させてたくなかったｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
無一郎
炭治郎…
無一郎
君の前世の時のも含めて好きなのに…
無一郎
炭治郎、前世の時の炭治郎と変わらないしｯ…
無一郎
これが原因で変わっちゃったらどうしよｯ…ﾎﾟﾛ
無一郎
ぅぐｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ﾀｯﾀｯ
ｷﾞｭｯｯ…！
無一郎
！？
炭治郎
時透くん、時透くんｯ…！！
炭治郎
俺、思い出したｯ思い出したよ、時透くん…！
無一郎
…！
炭治郎
ごめんｯ…！！ﾎﾟﾛｯ
無一郎
たんじろｯ…、
炭治郎
俺、鬼舞辻無惨を倒した後、その後
炭治郎
隠の人と話してたんだｯ…
炭治郎
時透くんのことだよｯ…！！
無一郎
ぼ、僕のことｯ、？
炭治郎
そう…！
炭治郎
そしたらｯ、時透くん…ﾎﾟﾛ
炭治郎
残酷な死に方したって聞いたんだｯ…
無一郎
…ﾆｺ
炭治郎
柱稽古で教えてくれたこと、
炭治郎
教えてくれたからｯ、！
炭治郎
俺は強くなれて鬼舞辻無惨にも逃げられなくて結果的には勝てたんだ
炭治郎
ありがとう…！！ﾎﾟﾛｯ
無一郎
炭治郎、お礼はいいよ
炭治郎
…でもｯﾎﾟﾛ
無一郎
いいんだ、これでｯ…
無一郎
僕は死ぬ運命だったんだし…笑
無一郎
でも！こうやって生まれ変わって
無一郎
再び、炭治郎と巡り会えて良かったなぁって思ってるんだ…ﾆｺ
無一郎
これは奇跡だよ！炭治郎ｯ
無一郎
何か良いことが起こる予兆だ！
無一郎
炭治郎ｯ、俺たちはやっぱり巡り巡って、俺達の関係に幸あったんだよ…
無一郎
炭治郎ｯ！！
炭治郎
ん？
無一郎
好きだよｯ…！！
炭治郎
ﾋﾞｸｯ!?///
炭治郎
き、急にどうしたの時透くん、！！
無一郎
えへへ、急に言ってみたくなった！
無一郎
炭治郎、変わんなくてよかったぁｯｷﾞｭ〜ｯ
炭治郎
わｯ
炭治郎
時透くん、笑
無一郎
ん…
無一郎
なぁに？炭治郎
炭治郎
俺も、好き
無一郎
分かってる…
炭治郎
んふふｯ
無一郎
炭治郎？このままお家寄ってかない？
炭治郎
え？時透くんの？
無一郎
うん！
無一郎
ちょっと来て欲しいなｯ
炭治郎
う、うん
炭治郎
分かった！
無一郎
ﾆｺ
ｶﾞﾁｬｯ
炭治郎
どうしたの？時透くん
無一郎
見せたいものがあってさ
炭治郎
見せたいもの？
無一郎
…これ
無一郎
覚えてる？
炭治郎
…！！ﾎﾟﾛｯ
無一郎
ﾆｺ
炭治郎
と、時透くんの刀ｯ…！？
無一郎
うん
無一郎
そうだよ
炭治郎
な、なんでここに！？
無一郎
んー、なんでだろうね
無一郎
気付いたら持ってたって感じ？
炭治郎
へー…すごいなぁ
無一郎
え？
炭治郎
サビひとつもついてないや
無一郎
うん、そうだね
無一郎
きっと鉄穴さんの腕がいいからだよ
炭治郎
そうだね、
無一郎
ﾆｺ
炭治郎
…はｯ
無一郎
ん？炭治郎？
炭治郎
こ、これは？
無一郎
…ん？なんだこれｯ
炭治郎
…手紙？
無一郎
そうだね、読んでみるね
炭治郎
う、うん
無一郎
…
無一郎
えー、読み上げるよ？
無一郎
「拝啓、時透無一郎様」
無一郎
「この度は、私の刀を大切に使って下さり」
無一郎
「ありがとうございました」
無一郎
「時透殿のご立派な活躍により」
無一郎
「大きく現在の状況が変わりました」
無一郎
「これも全て、鬼殺隊の皆様のお陰でございます」
無一郎
「惜しくも、生き延びれなかった時透殿」
無一郎
「それでも、私はかっこ悪いなんて思いません」
無一郎
「逆に、私は時透殿の事を尊敬します」
無一郎
「いや、元々尊敬はしてましたけど」
無一郎
「生きている中で1番尊敬する人となりました」
無一郎
「上弦の伍の戦いで、私と小鉄くんを守ってくれたあの時」
無一郎
「あの時からもう、私は時透殿にどれくらいものの幸福を分け与えてくれた」
無一郎
「本当に、感謝しかありません」
無一郎
「最期まで、私の打った刀を使って下さり」
無一郎
「ありがとうございました」
無一郎
「私も、時透殿の跡に続いて天国へと参ります」
無一郎
「待っててくださいね、時透殿」
無一郎
「鉄穴森鋼蔵｣
無一郎
…
炭治郎
鉄穴さん、、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
無一郎
…鉄穴さんの手紙だったのかぁｯ笑
無一郎
はぁ、ｯ炭治郎の目の前でまた僕泣きそうになってきたｯ…笑
炭治郎
泣いていいんだよｯ…泣いたらダメなんて事言ってないじゃん…ﾎﾟﾛ
無一郎
炭治郎の前で泣きたくないってことだよｯ
炭治郎
…！
無一郎
ｳﾙｯ
炭治郎
時透くん、！！
無一郎
ん？なぁに、たんじｯ
ｷﾞｭｯ
無一郎
ろｯ…！？///
炭治郎
泣いていいよｯ…！
炭治郎
俺、目つぶっとくから！時透くん泣いていいよｯ
炭治郎
恥ずかしがることなんて一つもないんだよ！
炭治郎
盛大に泣いたらいいよ！そしたらスッキリするからｯ！
炭治郎
時透くん、！！
無一郎
…ﾎﾟﾛ
無一郎
ｷﾞｭｩｩｩｯ)ひぐｯ…ﾎﾟﾛ
炭治郎
！
無一郎
鉄穴さｯ…ﾎﾟﾛ
無一郎
おれの刀を打ってくれてありがとｯ、う…ﾎﾟﾛ
無一郎
俺ｯ、鉄穴さんの打った刀で最期まで頑張ること出来たｯﾎﾟﾛ
無一郎
ありがとうｯ、ありがとうﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
炭治郎
…ｷﾞｭｯ…
無一郎
うわぁぁぁぁｯｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
無一郎
ぅｯ、うｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
無一郎
ずずっ…ﾎﾟﾛ
炭治郎
…時透くん
無一郎
…へへｯ、ﾆｺ
炭治郎
もう大丈夫？
無一郎
うん、！大丈夫だよｯ
無一郎
あ、ごめんねｯ、お茶出すから！
炭治郎
あぁ、いいよいいよｯ
無一郎
僕にやらせてｯ！ﾆｺﾆｺ
炭治郎
ﾆｺｯ
炭治郎
じゃあ一緒にやろ！ﾆｺ
無一郎
！
無一郎
うんｯ、！ｳﾙ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
