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日下部梨花
ふとスマホを開けばそんな文章が届いていた。
送り主は、僕の好きな相手から。
山野大樹
日下部梨花
日下部梨花
梨花のこんな言葉に喜んでしまうなんて、恋というものは本当に厄介だ。
山野大樹
山野大樹
日下部梨花
放課後
日下部梨花
不在着信
日下部梨花
不在着信
日下部梨花
日下部梨花
日下部梨花
(…ああ、またか。)
梨花のドタキャンにはもう慣れた。
山野大樹
僕は一言そう返すと、リュックの中に閉まってあったイヤホンを取り出した
梨花が誕生日にくれたシンプルな黒いイヤホン
気持ち悪いかもしれないけれど、大切な宝物だ。
(…あ、梨花だ。)
隣に歩いていたのは、僕の全く知らない男。
梨花はそいつと腕を組んで、楽しそうに歩いている。
僕といるときに見せる笑顔と、同じ笑顔を相手に見せていた。
(…つら。早く帰ろう。)
帰宅後
白崎航太
山野大樹
白崎航太
白崎航太
山野大樹
白崎航太
白崎航太
山野大樹
白崎航太
白崎航太
山野大樹
山野大樹
山野大樹
山野大樹
白崎航太
航太はいつも俺の心配ばかりしてくる
ほっといてくれればいいのに
それに、本当は僕だって気づいてる
僕は梨花の眼中にすら入っていないこと
僕がいくら望んでも、梨花と恋人になるなんてことは絶対にないことに。
翌日
日下部梨花
日下部梨花
日下部梨花
山野大樹
山野大樹
山野大樹
日下部梨花
日下部梨花
日下部梨花
大好き、だって。
好きな人に言われると、こんなにも嬉しいものなのか。
_僕が君になんとこの想いを伝えたとしても、
君はこの気持ちに答えてはくれないだろう
ならずっとこの関係でもいいから。
せめて君の近くで過ごさせてくれ。