体調不良集🎲

遅くなって申し訳ない

またすぐ出すぜ！

でも自信無いｯ！

想像と違ったらコメントください

実は俺には、 誰にも言ってない持病がある。

それは…

そう。喘息だ。

小さい頃からあった。

治ることのない、一生を 共にする病気だった。

別にもう慣れたから、 気にしてなかったのに。

最近はどうも調子が悪い。

喘息も悪化してきたのだ。

きっとこの場所の空気の悪さが 原因だろう。

できれば…誰にも言いたくなかった。

迷惑なんてかけたくないし、 単純に言うのが怖いってのもある。

所詮病気がある人間なんて、 誰もみてくれない。

周りの足を引っ張る。

そう印象がついて、 どうにも言い出せなかった。

だから、俺は密かに ある事を考えていた。

誰にも言えない秘密だった。

最近…りうちゃんの様子が変だった。

いつも人といる時は、 ドキドキハラハラしている様だった。

やっぱり、 みんなの声なんて届いてない。

まるで違う事に いっぱい、いっぱいって感じ。

本当にどうしたのか。

なんだか嫌な事を 想像しちゃって話しかけた。

僕の想像なんだから、 こんな事は起こらないで欲しい。

だからあらかじめ りうちゃんに釘をさすことにした。

その笑顔は、本当なの?

なんだか気づかれた気がするけど…

ごめんね。 ほとけ。

その約束。 守れそうにないの。

きっと。

ほとけは「何かをするには、 一言言って欲しい。」

って事を伝えたかったんだろうな。

でも、

これは言えないな。

もう嫌になったんだ。

嫌いなんだ。

こんなものと一緒に 生きたくないんだ。

普通に生きたかったんだ。

沢山走って… 沢山笑って…

でも

出来ないって知ってる。

だからこそ。 こんな事ができる。

だから

教えてあげる事は出来ない。

ごめんね。

ごめん…ねｯ…、

自分が何を考えているか、 分からなくなってきた。

ここがどこかも知らない。

でもそれでいい。

全部…いいんだ。

ウ"ーｯ…ウ"ーｯ…

不思議な音が鳴ったと思ったら、

ピｯ。

電話口からはほとけとないくんの声。

予想出来ていた言葉。

少し泣きそうな声。

慌てた様な息荒さ。

めんどくさい。

ブチｯ

来なくてもいいから。

来なくてもいいから。

もうほっといて。

時間がない。

あの感じだと俺を探してる。

家に行ったのなら、 喘息の診断書も。

道具もある。

なんでないくんも探しているかは 謎だけど、

それならきっと 他メンバーも探してる。

やるには今しかない。

俺は、かばんから…

ナイフを取り出して…

グサｯｯ…、

自分のお腹に突き刺した。

やっと俺は死ねる。

痛みが強くてあまり思い出せない。

でも….

今はただ… 安心しかない。

でも俺は見た。

息が出来なくなるなか…

目が閉じるなか…

意識が消えていくなか…

誰かが走ってくる事を…。

おやすみ

ゲームオーバー

クエスト失敗。

プレイヤーが死んでしまいました。

もう一度挑戦しますか?

はい

▶︎ いいえ

▶︎ はい

いいえ

ゲームスタートします。