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私は あの夏 、
確かに 君 に 恋した ── 。
何年 経っても 、
君から 貰った 言葉 が
色褪せずに
新しい 記憶 として 張り付いている
クラス の 高嶺の花 齋藤 月奈 サイトウ ルナ
×
無自覚 イケメン クラスメート 麻倉 涼 アサクラ リョウ
淡くて
もどかしい
そんな恋 の ワンページ .
1話 : いつもの日常
降ろした 茶色がかった 髪の毛
膝上 まで 折った スカート が
風に 靡く
日焼けしそうだな とか
この人 誰だっけ とか 思いながら
貼り付けた笑顔 で " いつも " の 言葉 を 聞く
答え は 決まって
月奈 ルナ
ここまでが いつもの テンプレート
何度 も されまくったけれど
屋上以外 で 告白 する人 は 居ない
なんだか 、
" 齋藤月奈 は 屋上 の 告白 しか 受けない "
だなんて ジンクス が あるらしい
最初 に 告白してきた人 が 屋上 で 告白 してきたから だろうな だなんて 他人事
ジンクス とか 恋占いとか 心底 くだらない けれど
雨の日 は 告白 されなくて 済むし
少し ラッキー かも
告白相手 が 屋上 を 出たのを 見てから 、
一息 つく
月奈 ルナ
綺麗 な 黒髪 を ツインテール に して
目元 に ラメ を 贅沢 に 使った
可愛い親友 に 抱き着く
恋 レン
小柄 な 身長 は 母親譲り らしい
低くない 私 からすれば 結構 羨ましかったりする
月奈 ルナ
恋 レン
恋 レン
月奈 ルナ
月奈 ルナ
恋 が 見せてくれたのは
美味しい パンケーキ屋 さん
最近 の 若者受け しそうな 見た目 に 少し 惹かれる
昨日 も パンケーキ 食べたけど 。
月奈 ルナ
だなんて 敢えて 目を合わせながら 言うと 「えー」 と 声を漏らす 恋
月奈 ルナ
小学校 から 変わっていない 馴染みのある チャイムの音 が 生徒 を 幸福 へと 運び出す
火曜日 の 六限目 とか 生徒 に とっては 悪の時間
それ の 終了 を 示す チャイム は
結構 私 は 好きだったりする
恋 レン
恋 レン
月奈 ルナ
月奈 ルナ
それは 恋 も 例外では ないらしい
手が 取れそう な 程 激しく 振り回されて 苦笑い を浮かべる
チラッと 視線 を 見渡すと ,
帰る支度 を している 涼くん
月奈 ルナ
涼 リョウ
月奈 ルナ
涼 リョウ
涼 リョウ
言いたいから だなんて 可愛いこと 言えなくて
月奈 ルナ
だなんて 笑って誤魔化す
そんな 私には 気付いてないよう 自然な 笑み を 浮かべられる
控えめ に 肩 を 叩く 恋 に
「お待たせ」とだけ 伝えて パンケーキ屋 へ 行く
少し 困惑 した 表情 の 恋 には 敢えて 触れないでおく
まぁ 、どうせ 後で聞かれるんだろうけども 笑
恋 レン
恋 レン
パンケーキ に フォーク を 刺しながら そう 尋ねてくる
店員さん の 冷たい視線 が 痛いんですけど ..
月奈 ルナ
恋 レン
ヨネ __ 米沢 くん かな .
多分 恋 の 片思い相手
月奈 ルナ
焦らすように ゆっくり 口を開くと
フォークを置いて 息を飲む 恋
月奈 ルナ
恋 レン
大きな音 を 鳴らして 椅子から 立ち上がる 恋 を 落ち着かせて 椅子 へ 座らす
恋 レン
月奈 ルナ
恋 レン
月奈 ルナ
恋 レン
月奈 ルナ
質問攻め に 答えながら 、 恋 の パンケーキ を 食べる
「恋バナに免じて許してやる」 だなんて 腕を組む 恋 。
いつまでも このままが いいな
だなんて 無茶なこと 願ったりして
月奈 ルナ
❥ 齋藤 月奈 サイトウ ルナ ❥ 白花高等学校 2年生 ❥ 人気者 ❥ 体育委員 ❥ 好 : 図書室 、麻倉涼 , 加賀恋
月奈 ルナ
月奈 ルナ
❥ 加賀 恋 カガ レン ❥ 白花高等学校 2年生 ❥ 地雷系ファッション ❥ 好 : パンケーキ , 齋藤月奈 , 米沢
恋 レン
恋 レン
❥ 麻倉 涼 アサクラ リョウ ❥ 白花高等学校 2年生 ❥ 人気者 , 無自覚キラー ❥ 図書委員 ❥ 好 : 妹 , ________
涼 リョウ
涼 リョウ
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コメント
5件
めっちゃ良き。。
the青春って感じがして好き