明莉
はあ...
明莉
なんで私こんなに傷ついてるんだろう…
明莉
私やっぱり優しい広臣くんのこと好きなんだ…
明莉
でも、広臣くんが私を選ばないことなんて分かってたのに…
バタバタバタッ
広臣
天宮さん!!
広臣
違うんだよ、誤解なんだ
広臣
俺らはそんな関係になったことないよ
広臣
それに少なくとも俺は、そういう気持ちになったことないよ
広臣
だから…!
広臣
って、俺、なんで天宮さんにこんなこと言ってるんだろ…
広臣
ごめん
バタバタバタッ
明莉
騒がしい人だな…ふふ
数日後
翔太
オミおっはよー!
広臣
おはよう、ご機嫌だな
翔太
だってヒナちゃんとすれ違って!!
広臣
そうか
翔太
最近喋ってないよね?
まあ気まずいか…
まあ気まずいか…
翔太
あ、噂をすればヒナちゃん…!
ヒナ
オミ、ちょっといい?
広臣
どこ行くんだよ
ヒナ
いいからちょっと黙ってて
広臣
で、何?
ヒナ
あの…、ごめん
ヒナ
嘘ついてごめんなさい
ヒナ
私のせいでみんなに誤解生んじゃった
広臣
ああ、そのことか
広臣
大丈夫
ヒナ
ありがとう…本当にごめん
広臣
うん
広臣
それだけ?じゃあ…
ヒナ
まって…
ヒナ
あの時からずっと好きなの
広臣
…
ヒナ
あの時気持ちを伝えられなくて、
ずっと後悔してた
ずっと後悔してた
ヒナ
だから、どうしても伝えたかったし
私の方に振り向いてほしかったの…
私の方に振り向いてほしかったの…
広臣
ごめん
広臣
俺はお前のことそういう風に見たこと無かった
広臣
だけど、間違いなくお前は俺の大切な人だった
ヒナ
そっか…
ヒナ
ありがとう…
広臣
泣くなよ、せっかくの綺麗な顔が台無しだろ
ヒナ
そういうとこだよ…
ヒナ
あんないい子そうそういないから、幸せにしてやってね
ヒナ
じゃなきゃ私浮かばれないじゃん
広臣
え?
ヒナ
天宮さんのこと
広臣
え!?バレてたのかよ…
広臣
天宮さんに何か言われたから謝りに来たの?
ヒナ
さすが。よく分かるわね
ヒナ
まあ、私も後悔してたから
ヒナ
はやく告白しなきゃ、他の人に取られちゃうんじゃない?
広臣
え!?
ヒナ
ま、いいや。
じゃあね。こんなに長く一緒にいたら天宮さんにどう思われるか
じゃあね。こんなに長く一緒にいたら天宮さんにどう思われるか
ヒナ
また明日。ありがとう
広臣
うん。じゃあな
広臣
(やっぱり俺は天宮さんのことが好きだ)
広臣
(取られる前に、はやく告白しなきゃ…)
ガラガラガラッ
翔太
おおオミ!
翔太
お前ヒナちゃんのこと降ったんだろ!?
翔太
アピールするわ俺
翔太
本気だから
広臣
おう
広臣
俺も本気
翔太
え?
広臣
天宮さん、ちょっといい?
明莉
あ、うん…?
明莉
あの、広臣くん
明莉
用って…?
広臣
ああ…えっと…
明莉
ゆっくりでいいですよ…?なんかありました?
広臣
いや、そうじゃなくて
広臣
好きなんだ
明莉
え?
広臣
天宮さんのことが好きなんだよ
広臣
君が俺を変えてくれたんだ
本気で恋ができない俺を…
本気で恋ができない俺を…
広臣
ここまで本気にさせてくれた
広臣
好きです。付き合ってください
明莉
えっと…
明莉
本気?なんですよね…
広臣
もちろん
明莉
夢みたい…
明莉
わたしも好きです
明莉
やっとはっきり言えました
明莉
言いたいことがはっきり言える、広臣くんに釣り合う人になれるように頑張ります
広臣
いや、いいんだ
広臣
釣り合うとかそういうんじゃなくて、ただ好きだから
広臣
そのままの天宮さんが好きだよ
明莉
はい、ありがとうございます.......
広臣
とりあえず、敬語やめよ?
広臣
もう仲良いし
普通に喋れるじゃん、俺ら
普通に喋れるじゃん、俺ら
明莉
そうですね
明莉
あ
明莉
そうだね…?
広臣
うん、いい感じ
慣れてね!
慣れてね!
翔太
ヒナちゃーん、今日カラオケ行きませんかー?
ヒナ
え、無理
私暇じゃないし
私暇じゃないし
翔太
えー、今度じゃあご飯は…
ヒナ
だから、空いてないってば
翔太
ええ!あんなに遊んでたのに…
ヒナ
だからー、もう!
この際はっきり言うけど、あんたに割く時間がないって言ってんの!!
この際はっきり言うけど、あんたに割く時間がないって言ってんの!!
翔太
ええ…!!!そんな…
ヒナ
あ、ごめん
ヒナ
ちょっと言いすぎた
ごめんね
ごめんね
翔太
うう…
翔太
オミ〜!!😭
翔太
ってえ?
広臣
なんかごめん…
広臣
俺たち、付き合うことになったんだ
翔太
え?ええ?
翔太
天宮さんと?ええ?
広臣
まあ、そういうことだからよろしく
広臣
お前もまあ…頑張れよ…
翔太
おい!哀れむな!
翔太
俺は本気だ!諦めねえぞ!!
広臣
あーあ、うるせえ…
明莉
ふふ、賑やかで楽しいよ
広臣
そうだね
明莉
こんな気持ちにさせてくれてありがとう
明莉
学校生活が楽しいなんて嘘みたい
広臣
俺も
広臣
天宮さんがいるから楽しいよ
広臣
ありがとう
ここまでお読み頂きありがとうございました!!
本編はここで終了になりますが…
明莉とヒナの アナザーストーリーをつくります〜!!
なぜヒナは急に広臣に謝ったのか? 明莉とヒナのその後の関係は!? などを書く予定ですのでお楽しみに〜!!
ここまで本当にありがとうございました! では!!