本当に突然だった。
時が止まった様に感じて 自分が今息をしているのかですら 分からなかった。
は?うそですよね
そう言っても 電話越しから聞こえてくる答えはNOだった
今すぐ行きます、
まだ受け入れられないのか、 何故か自分は冷静でいられた
そのまま告げられた場所へと向かった
病室に入るとほとけは真っ白で 冷々していた。
...ほ、ほと、ほとけ、、ッッッ
ほとけッッッ、
...。いむくんの彼氏さん、?
意識が朦朧としていたからなのか 白髪の男の存在に気が付かなかった。
そうやけど、ッッッ、今はそんなことよりッッッほとけやろッッッ、
なぁッッッ、!
あほッッッ、っあほとけッッッ!
起きろやッッッ、
あほッッッ、っあほとけッッッ!
起きろやッッッ、
...いむくんは、もう、
おらんって...。
耳に入ってきたその言葉にイラついて白髪の胸ぐらを掴んだ
は、?いま、い、いま、なんて、?今なんて言った?(((
ッッッ、...だから。!いむくんはもう居らんねんッッッ
は、?嘘つくなよ
ほら、今ここにほとけは居んねんッッッ、...
ほら、今ここにほとけは居んねんッッッ、...
いむくんはもうッッッ、!
ここには、...
居らんねんって...ッッッ
居らんねんって...ッッッ
そう告げられた後、俺はその場に崩れた。
なんで...、
なんでなんよッッッっ、...!
なんでなんよッッッっ、...!
なんでほとけ、...死んでんねんッッッ、勝手に死ぬなよッッッ、ボロポロ
なんであんな元気そうに家出てったのに、またねって言ってたのになんやねんッッッ...、
あほ...ッッッ ボロボロ
あほ...ッッッ ボロボロ
...いむくんの死因、自殺の可能性が高いみたい、
そう告げられる言葉が 俺には何故か嘘に感じた、
嘘やッッッ、ほとけ朝そんなんちゃうかったッッッ...
急に飛び出したらしい、と白髪は言った
何も言葉が出なくて 今目の前にいるこの白髪の男が誰かすらも気にならなかった
いむくん、今日おかしかったんです。
どう考えても。しんどそうというか、疲れてそうやったんです。
ほとけの名前を聞く度に ほとけの声が頭に響いた
NEXT…♡200