一緒に、

attention

こちらは腐向け、nmmn作品ではありませんので、誰でも可能です。

苦手な方、地雷の方、意味がわからない方などはブラウザバックをおすすめします。

そして超絶短編、sktさん死済み、urtさん死を含みます。

all Urt sideです。

それでもいいよ！という方はどうぞ！

なんて、笑顔で話しかけてくれたあの末っ子の顔は見られないのかと思うと寂しい。

10年以上の友情が、〚死〛というもので崩れてしまった。

それが悔しくて悔しくて

そんな運命と決めてしまった神様に対しても悔しくて

そんな運命に抗えなかった自分に対しても悔しくて

なんであの頃俺が、さかたと一緒にコンビニに行かず

なんて言ってしまったのだろうか。

俺が一緒に行ってたら、運命は変わっていたかもしれなかったのに。

自分の小さな行動が、突然大きな苦しみに変わった。

沢山の華とマイク、衣装、写真などの彼の大切なものに包まれた彼は

すごく幸せそうで、安心したような顔で眠っている。

瞳を閉じているのに伝わる、瞳の大きさとまつげの長さ。

さすがこいつだな、とか思う。

さらさらの赤髪も、もう触れられない。

眠る彼にそう告げ、俺達は葬式会場を去った。

いつも横で笑っていたあいつがいないから、部屋が静か。

誰も居ないからこそ、本音が口に出せる。

夕暮れ時、

オレンジ色の空に染まるピンク色の華。

夕日とともに流れる、桜の花びら。

その景色は、あの日のさかたと見た景色のようだった。

あのときも…

なんて、不器用なさかたからのお誘いだったな。

ぐいっとさかたに手を引かれ、出たのは道路。

ｷｨｨｲｲｲｲ!!!ﾄﾞﾝｯ!!!!!!!!!

さかた、と名前を呼ぼうとするも、力が出ない。

指一本すら動かせない痛みが、体中に響き渡る。