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もうすぐ春。
高校を無事卒業して
一人暮らしの準備をし始めた。
母
母
陽菜
母
母
陽菜
母が心配だからと 隣町の駅まで送ってくれるそうだ
車に乗った
母
陽菜
母
陽菜
母
陽菜
母との他愛もない話
ふと窓の外を見ると 今までずっと通っていた高校が見えた
陽菜
母
母
陽菜
陽菜
母
陽菜
陽菜
陽菜は必死に涙を堪える。
母
陽菜
母
陽菜
陽菜
思えばこの高校3年間、
いや、もっとずっと前から
1人だけをずっと思い続けていた。
それももう、今日でおしまいだ
昨年の夏
陽菜
翔
翔
翔
陽菜
翔
翔
陽菜
翔
陽菜
翔
陽菜
陽菜
翔
陽菜
陽菜
翔
陽菜
陽菜
翔
翔
陽菜
陽菜
陽菜
翔
翔
翔
陽菜
翔
陽菜
翔
翔
陽菜
そう言って翔はジュースを取り 上へ持っていく。
陽菜
陽菜
翔
ジャンプして取ろうとしても 頭を押さえられて届かなかった。
でも、それがとても楽しかった。
凛
翔
陽菜
陽菜
凛
凛はとても綺麗で可愛い先輩だった。
学校ではよく翔と話してるのを見る。
その時の翔の嬉しそうな顔が 陽菜にとってとても嫌いだった。
凛
陽菜
翔
翔
翔
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜は走り出す。
陽菜
翔は凛の事が好きなこと
そして、陽菜と翔は
ただの幼なじみってだけのこと
陽菜
陽菜
そう言いながら下駄箱の扉を 思いっきり閉めた。
昼休み
翔
弁当を食べていると 教室の窓から翔が覗いてきた。
陽菜
陽菜
陽菜
翔
陽菜
翔は陽菜の腕を引っ張った。
友達1
友達1
友達2
陽菜
友達に見送られ、 連れてこられたのは校舎裏だった
翔
陽菜
陽菜
翔
翔
翔
陽菜
「付き合え」
その言葉に胸がえぐられる
そーいう意味じゃないからこそ 切なくてたまらなかった
陽菜
陽菜
翔
陽菜
陽菜
翔
翔
陽菜
翔
翔が走り出すので陽菜もついて行く。
陽菜
サッカーをしている翔には とても追いつけなかった。
翔
そう言ってまた手を 引っ張ってくれた。
陽菜
翔
陽菜
この手が10年後もずっと 繋がっていて欲しいと強く願った。
公園
翔
翔
買ったジュースの缶を開けながら 翔はふと言う。
陽菜
陽菜
陽菜
翔
陽菜
陽菜
翔
翔
翔は嬉しそうに言った。
陽菜
陽菜
陽菜
翔
翔
そう、冗談混じりに言われたが 本当に寂しかった。
頭を軽く叩かれ、手をどける。
陽菜
陽菜
翔
陽菜
本当は行かないで欲しい。
陽菜
翔
陽菜
嫌だ。
陽菜
翔
翔
地元の大学に一緒に通って
陽菜
陽菜
また毎日一緒に通いたい。
翔
陽菜
陽菜
翔
つい、言ってしまった。
陽菜
陽菜
陽菜
翔
翔
陽菜
陽菜
陽菜
行かないで。
隣に居たのに 遠くなってしまう。
幼なじみは私だけなのに
いつも近くに居たのに
陽菜
陽菜
翔
陽菜
翔
翔
陽菜
陽菜
翔
泣きそうだった。
陽菜
陽菜
翔
陽菜
陽菜
この強がりもいつまで続くか 分からない。
翔
陽菜
陽菜
陽菜
翔
陽菜
陽菜
陽菜
翔
翔
陽菜
翔
そう言う翔は嬉しそうだった。
翔が遠くにいる感じがする。
とっくに気づいてたよ。
翔には大好きな人が居るって。
追いかけたくて泣きたくなったけど
想い、伝えに行って。
私のは実らなくても良いから。
陽菜
翔
座っていたベンチから立ち上がる。
翔
陽菜
陽菜
翔
陽菜
陽菜
翔
翔
陽菜
陽菜
翔
陽菜
陽菜
翔
翔に追いかけられる。
この楽しい時間は もうすぐ終わるんだ。
そう思うといてもたっても いられなかった。
12月 〜陽菜の家〜
陽菜
翔
陽菜
翔が何かを考えていた。
陽菜
翔
陽菜
そう言って自分の行きたい大学の パンフレットを机から取る。
陽菜
翔
そう言って、翔はパンフレットをじっと見た。
その横顔を陽菜は見る。
陽菜
陽菜
翔
翔
陽菜
翔
翔はこっちを見てくれない。
隣に私が居るのに。
残りの時間は少ないのに
少しでも私と話して欲しい。
少しで良いから
見つめて欲しい。
卒業式
陽菜
友達1
友達1
友達2
友達2
陽菜
陽菜
友達1
陽菜
陽菜
陽菜
友達2
友達1
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
友達2
友達2
陽菜
友達に慰められ涙が出る。
友達1
友達2
遠くの校舎裏で 翔が凛と話をしている。
陽菜
凛が頷き、翔が驚いた。
陽菜
陽菜
強がって笑う。
友達2
友達1
友達1
友達1
友達2
陽菜
陽菜
友達2
翔
陽菜
翔の声が聞こえ立ち止まる。
友達1
友達2
友達1
友達1
友達2
翔
友達のふたりは陽菜から離れる。
陽菜
陽菜
翔
翔
翔
陽菜
陽菜
陽菜
2人で帰り道を歩いた。
陽菜
翔
翔
陽菜
陽菜
陽菜
翔
陽菜
翔
翔
陽菜
翔
陽菜
翔
陽菜
翔
翔
陽菜
陽菜
翔
陽菜
ずっと好きだったから
でも今日でやめよう。
そう思った。
翔
陽菜
翔
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
淡い期待も込めて言ってしまった。
翔
陽菜
2人で笑う。
陽菜
陽菜
翔
2人は隣同士の家に入っていった。
陽菜
大声で泣きたかった。
だけど、家が隣だから聞こえてしまうかもしれない。
陽菜
そう思いながら自分のベッドで声を殺して泣いた。
駅
母
翔
翔
母
翔
翔
駅の改札口を翔が通った。
もう、戻ってきてくれない。
陽菜
翔
陽菜
陽菜
陽菜
翔
翔
陽菜
一生懸命涙を堪える。
翔
頭をぽんっと叩かれる。
陽菜
思わず涙を零した。
翔
陽菜
陽菜
翔
翔
陽菜
翔
陽菜
陽菜
陽菜
涙を拭い精一杯の笑顔を見せた。
翔
翔
陽菜
翔
陽菜
翔は電車に乗る。
お互いに見えなくなるまで 手を振り続けた。
あの日から一年
陽菜
母に送ってもらい、荷物と一緒に電車に乗った。
電車から見える景色がとても 懐かしい。
陽菜
あの向こうに2人の家がある。
高校がある。
陽菜
色々なことを思い出してつい笑ってしまった。
もう翔は隣に居ない。
でも、それでもいいと思っている。
ここまで大人にしてくれたのは翔だ。
共に季節を重ねた。
毎日楽しくて必死だった。
まだ少し切なくて痛い。
けど後悔はしてない。
ちゃんと笑えそうだよ。
ちゃんと歩ける。
この恋が本物でいてくれた。
それだけで私は強くなれる。