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数日後 昼休み
今日も階段に行こうと 私が席を立った時だった
中沢 妃奈
白石 紬希
目の前に立ちはだかったのは
クラスで1番目立つ女子 ─── 中沢さんだった
後ろにはいつものグループの 女子たちも引き連れている
中沢 妃奈
白石 紬希
中沢 妃奈
中沢 妃奈
中沢 妃奈
中沢 妃奈
白石 紬希
中沢さんの目がすっと細くなる
その目が「使衣に近づくな」と 言っているみたいで体がすくむ
白石 紬希
白石 紬希
怖くなって思わず 嘘をついてしまった
中沢 妃奈
中沢 妃奈
その時少し離れた席から 気の抜けた声が響いた
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
中沢 妃奈
間に入ってきたのは
いつも後ろの席でマイペースに スマホをいじっている 小鳥遊さんだった
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
白石 紬希
白石 紬希
小鳥遊さんに腕を引かれ 私は教室を飛び出した
使衣
天野くんからのメッセージ
白石 紬希
白石 紬希
私は奥歯を噛み締めて 文字を打った
紬希
紬希
紬希
送信してすぐに画面を伏せる
白石 紬希
夜
ベッドにうずくまって
スマホに届いた天野くんからの LINEを見つめる
使衣
使衣
使衣
白石 紬希
白石 紬希
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
白石 紬希
白石 紬希
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
白石 紬希
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
小鳥遊 蘭
蘭は首を小さく傾げて笑った
初めてクラスの女子から ちゃんとお昼に誘われた
胸がツンと痛くなって でも嬉しかった
白石 紬希
白石 紬希
温かさに触れて 涙が出そうになる
でもその瞬間ポケットの中で スマホが震えた
(ピコン♪
白石 紬希
文字を入力しようとしては消す
白石 紬希
白石 紬希
これ以上
天野くんの優しい場所に 甘えてちゃいけない
私はスマホを裏返して そっと目を閉じた
使衣の部屋
天野 使衣
今日お昼休みに
白石さんが妃奈たちに 絡まれていたのを
俺は遠くから見かけた
すぐに助けに行こうとしたけど
その前に小鳥遊さんが 白石さんを連れ出してくれた
天野 使衣
天野 使衣
天野 使衣
本当に助けたい人を 自分のせいで苦しめてしまうなら
そんなの...全然 『天使』なんかじゃない
天野 使衣
めると
めると
小鳥遊 蘭(たかなし らん) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 高校1年生 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 1人でいるのが好き よくイヤホンで音楽を聴いている
中沢 妃奈(なかざわ ひな) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 高校1年生 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 使衣を一目見た時から片思い 使衣が他の女の子と仲良くしていると少し不機嫌になる
めると
めると
コメント
3件
第4話、読ませていただきました。紬希が中沢さんたちに問い詰められて、思わず嘘をついてしまうシーン、すごく胸が痛みました。でも、そこに現れた蘭さんが「メロンパン」なんて軽いノリでさらっと助けてくれて、あの空気を変える感じが本当に上手いなと。それでいて「1人の方が楽だけど紬希となら気を楽に食べれそう」って誘う台詞、彼女なりの優しさが伝わってきました。そして最後の「ごめんなさい」…使衣くんと紬希、お互いに相手を思うからこそ距離を置こうとしてるのが切なくて。両方の視点で「ごめん」が交錯する構成、じんわりきました。次話も楽しみです🤍