彼に捨てられて何ヶ月経っただろう
彼に捨てられて最初は とても不安で仕方が無かった
自分を見失うくらい
彼無しでは生きていけないって ずっとずっと思ってたの
でも、彼が私に仕打ちの事を考え
毎晩生き延びてきた
そのお陰で
私は強くなったし
生きるための技術を身に付けた
すると彼が帰って来た
灰谷蘭
なぁに可愛くなってんの?♡
音雨 詩月
音雨 詩月
な、なんで…?
何事も無かったかの様に
灰谷蘭
なんでって俺らの家じゃん
灰谷蘭
ここ
こんな事ならもっと セキュリティーを強くしとけば良かった
彼が帰って来れないように
音雨 詩月
音雨 詩月
何言ってるの…?
音雨 詩月
私たちはもう別れたの!!
音雨 詩月
貴方が帰って来なければ
良かった話なのに…ッ
良かった話なのに…ッ
灰谷蘭
は?
音雨 詩月
音雨 詩月
帰って
音雨 詩月
早く
音雨 詩月
もう顔も見たくないの
音雨 詩月
出ていって!
音雨 詩月
そして去る前に
音雨 詩月
覚悟を決めた私の顔を
振り返って見るといい
振り返って見るといい
音雨 詩月
貴方なんか要らないの
灰谷蘭
何、1人で傷付いてんの?
音雨 詩月
私を傷つけたのは私じゃない
音雨 詩月
貴方なのよ?
灰谷蘭
ホントどうした?
音雨 詩月
私が傷付くと思わなかったの?
音雨 詩月
倒れて死ぬとか心配も無かったの?
灰谷蘭
いつもの詩月じゃないよ
音雨 詩月
…分かってる
音雨 詩月
こんなの私じゃ無い
音雨 詩月
私はもう1人で生き抜くの
灰谷蘭
もう人を愛さないって事?
音雨 詩月
私は愛するのを辞めたんじゃない
音雨 詩月
貴方の事をこれ以上
愛していないだけ
愛していないだけ
音雨 詩月
私は人生を生き抜いていく
音雨 詩月
そして私の人生に愛を咲かせるの!
音雨 詩月
音雨 詩月
生きてやる…
音雨 詩月
クズみたいな貴方が居なくても
音雨 詩月
私は生き抜いてやる!
音雨 詩月
見てなさい!!







