別れないように何とか治そうと
私の本当の力を奪われてた
そして割れた心の破片を 拾い集めるのに必死だった
自分自身に痛い程申し訳ない気持ちで
毎晩過ごして来た
下を向いてひたすら泣くだけの日々
でも、今は上を向いて彼の顔を睨んでる
音雨 詩月
貴方も私だって
気づかない程に変わったね
気づかない程に変わったね
灰谷 蘭
まぁね
音雨 詩月
私だって変わったの
音雨 詩月
前みたいに鎖で
繋がれた弱い女じゃない
繋がれた弱い女じゃない
音雨 詩月
貴方なんか眼中にも無いわ
音雨 詩月
どうせ
音雨 詩月
私には頼る人が居ないと
思ってちょっと来ただけでしょ?
思ってちょっと来ただけでしょ?
灰谷 蘭
…
音雨 詩月
誰も頼る人が居なくていい
音雨 詩月
信じるのは自分だけよ
音雨 詩月
音雨 詩月
早く去るの
音雨 詩月
家から出ていってよ
音雨 詩月
振り返って見てご覧
音雨 詩月
貴方は私に歓迎されてないの
音雨 詩月
別れて私を傷つけたのは貴方の方よ
音雨 詩月
私が傷付く心配もしないで
音雨 詩月
笑顔で手を振った貴方が悪いのよ
灰谷 蘭
何クヨクヨした事言ってんの
灰谷 蘭
詩月…お前は
独りじゃ生きて行けない
独りじゃ生きて行けない
灰谷 蘭
俺が一生じゃないと
お前は孤独死するだろ?
お前は孤独死するだろ?
音雨 詩月
私はクヨクヨして無い
音雨 詩月
独りで生き抜くのよ
灰谷 蘭
俺が浮気する訳ないでしょ?
灰谷 蘭
愛の性だよ
音雨 詩月
私は貴方と違って
『愛』の性にしない
『愛』の性にしない
音雨 詩月
これから私は愛を
人生に溢れさせるの
人生に溢れさせるの
音雨 詩月
勿論、貴方の愛じゃないわ
音雨 詩月
そして耐えて、耐えて
音雨 詩月
何度も耐えて生きていく
音雨 詩月
貴方も強くなったら
音雨 詩月
思い出を振り替えるのも良いのよ
音雨 詩月
でも私の元には戻って来ないで
音雨 詩月
一生後悔するといい
音雨 詩月
私をこんなにも傷付けたこと
灰谷 蘭
一生後悔すんのは詩月の方だろ?
音雨 詩月
貴方は私の心配を1度もしなかった
音雨 詩月
だから私は貴方の
心配もしてやらない
心配もしてやらない
灰谷 蘭
愛が悪いだろ
灰谷 蘭
俺をこうさせたのは愛だ
音雨 詩月
音雨 詩月
これが最後よ
音雨 詩月
『愛が悪い』なんて
貴方はまだ子どもね
貴方はまだ子どもね
音雨 詩月
私は愛を疑ったりしない
音雨 詩月
生き抜くの孤独に
音雨 詩月
自分だけ信じて