皆は言う。
『もう彼奴の事は忘れろ』
『いい加減前に進め』
『いつまで引きずってるんだ』
なんでそんなこと言うんだろう。
あの人は、生きているのに。
今も僕の目の前に、存在してるというのに。
Jimin『ジョングガ~』
Jimin『今日はね、ジョングガの為にお花摘んできたんだ!!』
Jimin『ほら、ジョングガの好きなマーガレット』
Jimin『綺麗でしょ??』
Jimin『ふふ、そうだよね』
Jimin『今度はジョングガも一緒に行こうね!』
Jimin『ん?もしかしてお腹すいたの??笑』
Jimin『もう、分かりやすいんだから笑』
ジョングガの好きなバナナキックを持ってきて、ジョングガに食べさせる。
Jimin『へへへ、今日だけ特別ね?』
ほんと可愛いなぁ、ジョングガは。
お菓子を食べさせていると、インターホンが鳴った。
Jimin『もー、せっかくご飯中なのに…』
玄関を開けると、そこにはテヒョンアが立っていた。
Jimin『お、テヒョンアじゃん』
Taehyung『えっと、ジミナ』
Jimin『何~??』
Taehyung『ジョングガの事だけど』
Jimin『ジョングガがどうかした?』
Taehyung『っ、お願いだからもう逃げないでよっ…』
Jimin『??何の話?』
Taehyung『恋人が亡くなって辛いのは分かるけど』
Taehyung『いつまでもこのままじゃ駄目だよ…』
Jimin『あのさぁ』
テヒョンアの胸ぐらを掴み、家の中へ放り投げる。
Jimin『ほんといい加減にしてくれない??』
Jimin『何で皆ジョングガを死んだ扱いするわけ??』
Jimin『ほんっと胸糞悪いんだけど』
Taehyung『事実だろ!?』
Jimin『ふざけんな!!!』
Jimin『何が事実だよ、何も知らない癖に』
Jimin『部外者が首突っ込んでくるなよ』
Jimin『鬱陶しいんだけど』
Taehyung『…ジミナこそ、ふざけないでよ』
Taehyung『いつまで死人と恋人ごっこするつもり?』
その一言で、俺の中の何かが切れた。
Jimin『もういい』
Taehyung『え』
Jimin『あーあ、せっかく2人だけの家を建てたのに』
Jimin『汚れちゃったねぇ』
汚れた地面をタオルで拭きながら、壁に貼り付けられた無数の写真を見る。
やっぱり今日も可愛いなぁ、、
もしまた僕達の仲を切り裂こうとする奴が来たら
僕が消してあげるからね?
だからもう安心してねっ!!
周りは君が存在しないと言うから
僕は君をフィルターに収めて、壁に貼り付けた。
そうすれば、いつまでも君と一緒に居られるだろう?
愛してるよ、ジョングガ。
Fin .
コメント
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ジミンしぃぃぃぃぃぃぃぃ
じみんしぃぃぃぃぃぃぃ!! 私の旦那をコロさないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!