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明里ちゃんは悪くない!
あー、嫌なタイミングで😭
泣ける....(;_;)(´;ω;`)
ー休日 昼ー
明里は道を歩きながらスマホでメールを打っていた。
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
明里の手提げには凌の教科書が入っていた。
明里が間違えて凌の教科書を持ち帰ってしまったので、それを返しに行くため凌の家に向かっているところだった。
涌井 明里
凪沙ちゃんは何も悪くないのに
今は凪沙ちゃんに会いたくないな…
涌井 明里
明里は玄関の前に立ち、ため息をつく。
そして、ブンブンと頭を横に振った。
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
明里はガチャ、と玄関の扉を開けた。
涌井 明里
……
涌井 明里
涌井 明里
明里は心の中で挨拶をして靴を脱いだ。
涌井 明里
明里は廊下突き当たりにあるリビングへと足を運んだ。
明里はゆっくりと扉を開けた。
涌井 明里
目の前の光景に
目を疑った___
凌がリビングのソファで横になっていた。
凪沙はソファに手を付き、
自分の唇と凌の唇を重ねていた。
涌井 明里
明里は驚きのあまり声をあげず、1歩後ずさった。
南 凪沙
凪沙は気配を感じ、バッと明里の方をむく。
南 凪沙
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
なんで
なんで凌くんにキスなんか
涌井 明里
凌はキスされたことに気づいていないのか、スーと寝息を立てて眠っていた。
南 凪沙
南 凪沙
凪沙は真っ青にさせて弁解する。
涌井 明里
南 凪沙
南 凪沙
明里は頭を混乱させたまま、凪沙に従うように廊下に出た。
2人は廊下に出ると、
凪沙は明里に向かってバッと頭を下げた。
南 凪沙
涌井 明里
南 凪沙
南 凪沙
涌井 明里
南 凪沙
凪沙は目に涙を浮かべて顔を上げた。
涌井 明里
泣きたいのはこっちだよ
彼氏と他の女の子がキスしてるの見ちゃったんだよ?
なんで貴方が泣けるの?
明里は胸底からグツグツと溜まった怒りが湧いてくるのを感じた。
涌井 明里
涌井 明里
南 凪沙
南 凪沙
凪沙は泣きながら何度も頭を下げていた。
涌井 明里
涌井 明里
怒りとか、悲しみとか、苦しみとか
溜めてたものが……
溢れ出して行く__
涌井 明里
涌井 明里
南 凪沙
涌井 明里
私は彼女のはずなのに
凌くんは凪沙ちゃんばっかり!
南 凪沙
南 凪沙
南 凪沙
……
プチン
明里の中の何かが切れたような音がした。
涌井 明里
明里は凪沙に向かってバッと右手を振り上げた。
南 凪沙
そのまま、
パチンッ
南 凪沙
凪沙の右頬を叩いてしまった__
涌井 明里
桐山 凌
涌井 明里
凌が扉を開け、2人の様子を目を丸くして見ていた。
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
凌は凪沙の方へ近寄って行った。
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
凌はキッと明里のことを睨みつけた。
涌井 明里
明里の肩はビクリと震わせた。
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
私、最低
わかってるよ
わかってる!!
だけど、
涌井 明里
桐山 凌
涌井 明里
桐山 凌
ズキンッ
ズキンッ
涌井 明里
どんどん、
地の底へ落ちていくような感覚がする
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
私は凌くんの"彼女"なのに__
南 凪沙
南 凪沙
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
なんで私が
悪者になってるの?
私は……
ただ凌くんの事が好きなだけなのに……
涌井 明里
明里は涙を流して、そのまま玄関の方へと歩いていく。
桐山 凌
涌井 明里
明里はそのまま家から出ていった。
明里は涙を流しながらマンションから出た。
涌井 明里
凌くんなんか嫌い
私の話、何も聞いてくれない
悪者みたいに扱って……
私の気持ち、何も知らないくせに!
桐山 凌
桐山 凌
すると追いかけてきた凌は後ろから明里の腕をグイッと引っ張った。
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
本当に凌くんは何も分かってないんだね
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌