涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
凌は明里の腕を掴む手をぎゅぅ……と強くした。
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
言ったよ
適当にあしらったのはそっちじゃん……!
私の気持ちを本気で受け止めてくれないのは 凌くんだよ!
涌井 明里
明里は凌が掴む手をバッと振り払った。
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
凌は少し沈黙した後、口を開けた。
桐山 凌
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
凌くんのそういう、都合のいいように自分だけを信じて人に影響されないところ__
大好きで、大っ嫌いだよ!
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
涌井 明里
桐山 凌
涌井 明里
涌井 明里
こんな質問するなんておかしいってわかってる
でも、『明里』っていう答えが欲しい
そして安心したい
ただ、それだけ__
桐山 凌
凌は黙って明里を見据えていた。
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
重い鈍器で殴られたような衝撃が走る。
息の仕方を一瞬忘れてしまった。
涌井 明里
涌井 明里
凌くんの一番になれない"彼女"なんて肩書き
必要なくない……?
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
涌井 明里
彼女って立場がないと、安心できないんだよ……
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
明里の怒鳴り声に凌は肩を震わせた。
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
涌井 明里
明里は拳をぎゅっと握りしめた。
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
明里はそう言い残し、凌から背を向けて走っていってしまった。
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
明里は息を切らしてその場に止まった。
涌井 明里
後ろを振り返っても、凌の姿は無い。
すると、ザー……と小粒の雨が降り出した。
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
でも丁度いいや
泣いてるの、バレないから。
明里はその場にしゃがみこみ、声を殺して泣いていた。
街行く人たちは明里のことを少し心配しながら歩き去っていく。
涌井 明里
私がやっぱり全部悪いんだ
でも、どこが悪いのか分かんないよ……
重いところ?
重かったらなんでダメなの……
ザー……と雨は明里の身体を打ち付けていく。
すると、傘が明里を雨から守るように差し出された。
涌井 明里
明里は顔を上げる。
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
陸は明里と目線を合わせるようにその場にしゃがみこんだ。
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
明里は安心感から一気に涙が溢れ出す。
水木 陸
水木 陸
陸は慌てて明里の手を取った。
店員
店員
店員さんは明里に白いタオルを差し出す。
涌井 明里
涌井 明里
明里の全身は酷く濡れていた。
店員
店員さんはニコッと笑って行ってしまった。
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
水木 陸
涌井 明里
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
水木 陸
陸の目つきは真剣になる。
水木 陸
水木 陸
……言ってしまってもいいだろうか
陸くんは関係ないのに
涌井 明里
水木 陸
涌井 明里
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
水木 陸
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
涌井 明里
水木 陸
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
ジーンと心が温かくなる。
陸くんは優しいな……
涌井 明里
涌井 明里
コメント
7件
明里ちゃん頑張れ。 もうちょっとお互いの声に耳を傾けて。
あー、喧嘩になっちゃったこのまま別れちゃうのかな?😭
こういう時に助けてくれる人ってなかなかいないよね... 陸くん優しい...!やっぱり前出てきた「傘」、登場したね✨️