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ちょいぴんく系とギャグ系入っているので苦手な人はご注意を。

nightmare

にゃぁ。

随分と出し抜けで申し訳ないが、先輩が白猫と化した。

きっかけはわからないが、先輩曰く朝起きたらこんなことになっていたという。

だが、猫化したというのに、先輩には羞恥心なんぞないのか、相変わらず俺の事を揶揄ってくる。

今だってそうだ。

猫の鳴き真似をしながら、手首を折り曲げて猫のようなポーズをしている。

照れる俺のことを、先輩は嬲っているのだ。本当にやめてほしい。

Cross

…。

俺が反応して怒るから先輩が面白がるという事を知っているので、わざと無視をする。

先輩はつまらなさそうに肩をすとんと落とさせ、真顔になった。

nightmare

反応薄くないか?お前のことだからもっと興奮するのかと思ったのに。

nightmare

だってお前、どうてi

Cross

おい。

nightmare

…。

nightmare

どうt

Cross

おい。

nightmare

流石に自覚している事を人に指摘されるのは嫌か?
チェリーボーイくーんw

いてこましてやりたい。

つかいてこますわ。

という気持ちはぐっと抑えたものの、ネガティブな感情を感じ取れる先輩は、俺の感情を察知したのか余計に距離を縮ます。

nightmare

まあまあそんなに怒るなよ。
俺だって悪気があっていじった訳じゃないんだしさ。

言い訳が仕事していない。

Cross

どう考えても悪意しか感じられなかったんですけど。

nightmare

なんの事だか?

先輩は肩をすくめながら、とぼけている。

俺は軽くため息をついて、座っているソファーの背もたれにもたれかかる。

そんな時だった。

ぎゅっ。

抱きつかれる感覚がした。

まさかと思い先輩の方を見てみると、そこには俺の事を抱きしめている先輩の姿が。

抱きつかれた。

先輩から。

一瞬訳がわからなくて、頭の中で言葉を整理してやっと意味がわかった。

頬が熱くなる感覚がして、慌てて先輩から顔を背けた。

Cross

せ、先輩…どうしたんですか?

平然を装って先輩に話しかける。

nightmare

別に?俺がくろすにぎゅーってしたいからしてるだけ。

わざとらしく可愛らしい言葉使いを使いながら、さらに先輩は体を寄せてくる。

絶対わかってるな……。

Cross

先輩…少し離れてください。

nightmare

猫は意外と甘えんぼうなんだぜ?
俺、くろすにかまってほしい。

と言いながら先輩は着ているパーカーを脱ぎ、シャツを脱ぎかけ…。

Cross

!?ちょちょちょ!?先輩!?!?

しどろもどろになりながら、先輩の手を掴んで止める。

nightmare

チェリーボーイ。

慌てに慌てまくっている俺を見て、先輩は悪戯げにくつくつと笑う。

そういった先輩に腹が立った俺は先輩の方を睨むようにして見る。

それに合わせて、白の毛に包まれた先輩の猫耳が動いた。

ただの猫耳なのに、普段ついていないものが先輩についているというだけで、酷く興味をそそられてしまい、魅了される。

興味の上をいった感情が俺を左右しようとするが、理性がそれを止める。

だが、先輩の猫耳を見ていると、そんな理性も果てしなく薄れていき…。

もふっ。

優しく掴むようにして先輩の猫耳を触った。

もふもふしていて、気持ちがいい。

もふもふ。

nightmare

……そんなに耳好きか?

Cross

別にそういうわけではないです。

返事をしつつ、優しく耳を揉みしだく。

nightmare

……んっ…。

先輩から小さい声がもれる。

それを誤魔化すようにして、先輩は少し不機嫌そうに手をどかした。

そんな先輩を見て、俺は微かに笑って悪戯を考える。

かぷっ

nightmare

ひゃっ…!

不意に先輩の耳を甘噛みすると、先輩は小さく甘い声を出しながらびくりと震えた。

そのまま耳の内側をゆっくりと舐めた。

nightmare

んっ……く…。やめ…っ…、ぁっ…!

耳を舐めながら尻尾の付け根を撫でる。すると、ワントーン先輩の声が高くなった。

本来の猫の性感帯は、今の猫化した先輩とでも一致するらしい。

Cross

先輩。ここ好きですか?

尻尾の付け根をゆっくり撫でながら、わざとらしく吐息を多くして、先輩の耳元で問いかける。

nightmare

んん…ちが、う……。

Cross

でも、先輩。腰。

nightmare

ぅ、るさi…

nightmare

ん…っ!

言い訳をしようとする先輩の口にキスを落としながら、ソファに押し倒した。

キスの角度を変える時に、先輩の小さな口に舌を無理矢理入れ込んだ。

nightmare

んっ…ふっ……んぅ…う……っ

先輩は少し拒むようにして俺を離そうとしている。

"今の段階では"本気で抵抗すれば離すことは可能だったのに、本気で抵抗しない辺り可愛い。

そういうところは先輩は素直だ。

やがて口を離すと、銀と銀の糸が口を繋ぎ、ぷつりと途切れた。

Dキスだけなのに先輩の顔は甘く蕩けている。

そんな顔されたら、理性なんて保てれないじゃないか。

Cross

先輩。

Cross

今夜は俺だけの猫になってくださいね?

おまけです。

かなりギャグ要素満載なのと、おまけなので間に挟む(?)文章がないです。

見たい人だけ見てね。

後日談。

nightmare

いってぇ……腰がいてぇ。一気に体だけ老けた気分だ。

Cross

でも先輩502歳だから誠に老けt

nightmare

牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛

Cross

わ、わあ!ひどーい!一体誰がこんな酷いことをこのか弱い先輩に!?

nightmare

お前しかいないわ。

Cross

え?

nightmare

お前しかいないわ。

Cross

え?

Cross

ちょっと記憶にないんだが。

nightmare

炙るぞ。

nightmare

お前昨日俺がやめろって何回も言ったのに止めなかったよな?

nightmare

な?な?な??

Cross

あれ?ちょっと先輩どこですか?何処にいるんです?ちょっと?

nightmare

お前牧場に投げ込むぞ。

Cross

ごめんなさい。

nightmare

nightmare

…まぁ。別に悪くはなかった。

Cross

え?何か言いましたか?せんぱi

nightmare

んばっ。

Cross

うおああ!?先輩ちょそれやめてください牛のぬいぐるみ!!

nightmare

ばーか。あほ。昨日の仕返し。

Cross

え?それが仕返しなんですか?レベルひっく!?先輩の身長並にひくいじゃないですか!?

nightmare

よし。今から牧場に放し飼いしてやる。

Cross

えちょごめんなさいってほんとにいやあれ冗談ですからね?ほんとに思ってないですよ?まあちょっとだけ思ってる部分あるけどあれちょっと先輩なんでポータル作ってえっちょっまっ俺投げようとしなiアッー♂

この後1時間くらい牧場に入れられて10数年ぶりにちびりかけたCrossと、そのCrossのネガティブをうまうましたnightmareであった。

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コメント

1

ユーザー

最高なクロメアを有難うございます✨クロスクン…無事だろうか…

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