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私はベランダの前に立ち 目をつぶりながら空に向かってこう言った
未久
未久
未久
自分で言ってはなんだが、とてもバカらしい
未久
とても暖かい涙が1粒、また1粒降ってきて
未久
少し、笑いながらも泣く私の顔はきっとぐちゃぐちゃだ
未久
何故か今だけ雨が綺麗に見える
雨が降る音はとても落ち着いて、優しかった
私はベランダを出て、空を見上げた
未久
とっても暖かい......
私は胸に手を当てる
まるで、この世界が鼓動と雨の音だけになっているみたいだった
私は覚悟を決めたかのように深呼吸をし、
未久
未久
そして、ニコリと笑った後にベランダの柵に手をかけた
ちっとも怖くなくて
逆に快感と、落ち着きに溢れていた
間違いだらけの私の生活と比べたらしょもない事
私は目をつぶったまま柵乗り越えて
未久
そのまま雨の音とともに少女は消されていった___
まだら
まだら
まだら
まだら
まだら
まだら